グラデンス
フォッフォッフォッ。 Shou-chanか。

グラデンス
カルデスの封印された地に 向かっておる最中かの?

グラデンス
ん、どうした? 落ち着きがないの。

グラデンス
ティリスちゃんなら ここらでは見ておらんぞ。

グラデンス
そんなに心配した顔をするな。 お主が気にするようなことではない。

グラデンス
一介の召喚師に 心配されるようなタマではないわ。

グラデンス
見かけがプリチーじゃから お主が心配するのもわかるがの。

グラデンス
フォッフォッフォッ。

グラデンス
ふむ。 お主と2人っきりになるのも久々じゃな。

グラデンス
せっかくだし、 少し話でもしてやろうかの。

グラデンス
人間と神々の凄惨な戦いの話をの。

グラデンス
ここ、オブセリアン城はかつて パルミナ王家が暮らしていた城なんじゃ。

グラデンス
元々は緑に囲まれた 風光明媚な城だったんじゃが、

グラデンス
神々との戦いで このような姿になってしまっての。

グラデンス
お主はパルミナの四戦士を 知っておるか?

グラデンス
パルミナの王女とされる エデアをはじめとした、

グラデンス
4人の戦士がこの地を救うため カルデスに挑んだという伝説じゃ。

グラデンス
伝説が本当ならカルデスを封じたのは この四戦士なんじゃろうな。

グラデンス
しかし、その四戦士は カルデスを封じる代償として

グラデンス
自分たちの命を 失ってしまったと伝えられておる。

グラデンス
戦士たちは 最期の時に何を思ったんじゃろうな。

グラデンス
カルデスを封じたことで パルミナが救われると信じ、

グラデンス
喜びの中で消えていったのか… それとも…。

グラデンス
しかし、戦士たちが命をかけて 戦っている時にはすでに、

グラデンス
守るべきこの場所は滅んでいた。

グラデンス
なんとも悲しい話じゃの…。

グラデンス
Shou-chanよ。 ワシが何を言いたいのかわかるか?

グラデンス
フォッフォッフォッ。 まあよい。

グラデンス
お主もいつか 考えねばならん時がくるだろう。

グラデンス
その時まで、 色々なものをしっかりと見ておくのだな。

グラデンス
それがお主が前へ進むための 糧となるじゃろう。

グラデンス
フォッフォッフォッ。 少し説教臭くなってしまったかの?

グラデンス
ティリスちゃんと 再会できたら伝えておいてくれ。

グラデンス
カルデスの封印は崩壊寸前じゃとの。

グラデンス
それでは、よろしく頼むぞ。