カシーーン!

クックック…。 我が魔力を返すとはな。

謎の男
やはり貴様は 危険な存在のようだ。

謎の男
計画の障害になる要素は ここで直接絶っておくとしよう。

謎の男
己の無知を呪いながら この世から消えるがいい。

そう簡単にいくかの?

謎の男
!?

グラ爺
神徒ともあろうものが たかが1人の召喚師相手に大げさじゃのう?

謎の男
ほう…。 我が存在を知る者…か。

謎の男
また1つ 不確定要素が増えたようだ。

謎の男
まあいい。 今さら何が起きようと結果は変わらん。

謎の男
すべての人間は 我が手により滅びるのだからな。

グラ爺
む!? すでに空中要塞を起動させたというのか?

謎の男
……貴様、何者だ?

謎の男
やはり、 ここで始末しておくべきか…。

グラ爺
フォッフォッフォッ。 もう一度、言おうか?

グラ爺
そう、簡単にいくかの。

謎の男
この力……。

謎の男
なるほど。 貴様…そういうことか。

謎の男
召喚師よ、 貴様に興味が沸いた。

謎の男
貴様を加護するのは あの神だけではないようだな。

謎の男
貴様の動向、 もう少し見させてもらうとしよう…。

グラ爺
フォッフォッフォッ。 無事にやり過ごせたかの?

グラ爺
とはいえ、 状況は良くなさそうじゃな。

グラ爺
あやつは四堕神が一柱、 魔統神カルデスの使徒、魔神ゼブラ。

グラ爺
どうやら奴はアムダール帝国の遺産である 空中要塞を復活させたようじゃ。

グラ爺
アレはこの世界には不要なモノ。

グラ爺
争いを招くだけの 起こしてはいかん子じゃよ。

グラ爺
お主、確かパルミナを 目指してたんじゃよな?

グラ爺
ついでにゼブラを倒して 空中要塞を破壊してこんか?

グラ爺
フォッフォッフォッ。

グラ爺
なーに、 そんな心配せんでも大丈夫じゃ。

グラ爺
お主にはお嬢ちゃんも ついておるんじゃろ?

グラ爺
女神様に助けてもらえるなぞ、 そうそうないことじゃぞ。

グラ爺
しっかり彼女の頼みを 聞いてやるんじゃぞ!

グラ爺
…ふむ。

グラ爺
助けられるか助けるのか ようわからなくなってしまったの。

グラ爺
フォッフォッフォッ。

グラ爺
それじゃあ お嬢ちゃんによろしくの。