やったね！ Shou-chan！

皇霊だかなんだか知らないけど

Shou-chanにかかれば 一捻りって感じね♪

わっ！！

ちょっと、 なんでいつも私を驚かすのよ～。

いやいや、今のは ティリスちゃんが言ったように

Shou-chanが 皇霊を倒したことに驚いただけじゃぞ。

も～。

フォッフォッフォッ。

いやいや、 しかし本当に皇霊を倒すとはの～。

フフッ、どう？

Shou-chanは やっぱりすっごい召喚師でしょ♪

ふむ、 確かに見事な戦いぶりじゃったよ。

感心、感心。

ハァ…ハァ…。

って、あれ？

えっと、もしかして皇霊は…

Shou-chanが倒しちゃったよ♪

………。

セリアはShou-chanが 心配で駆けつけてきてくれたのよね！

いい所あるじゃない♪

ち、違うわよっ！ 私はこっちにグレアムが出たって聞いて…

そんなバレバレのウソ つかなくてもいいのにー♪

くっ…。

フォッフォッフォッ。

はじめましてかの。

セリアちゃん。 ワシのことはグラ爺と呼んでくれ。

え！？ グ、グラ爺…？

グラ爺じゃ。

え、でも、いや、えと…。

グラ爺じゃ。

セリアちゃん、 ちゃんと覚えておいておくれの。

グラ爺って、ホント 変なお爺ちゃんなんだよ！

突然、変な場所に現れるし 色んなこと知ってるし

私のこと、 いっつも驚かすし！

ちょ、なな何言ってるのっ！ このお方は……

グラ爺という ただのお茶目な爺さんじゃよ。

な、セリアちゃん。

え？ あ、は、はい…。

フォッフォッフォッ。

む～、 なんかセリア怪しい～！

う、うるさいわね！ こっちにも事情ってもんがあるのよ！

事情ってなに～？

あ、あなたに 言う筋合いはないわっ！

むぅ～、なによっ！

カルくんにダマされて ここまで駆けつけてきたくせに！？

う、な、なんでそれを！

女神はな～んでもわかるの♪

なにが女神よっ！ １人じゃ何にもできないくせに！

ひっどーい！

ちょっと、Shou-chanも 黙ってないで何か言ってよ！

Shou-chan、口を開いたら どうなるかわかってるんでしょうね？

フォッフォッフォッ。

若いもんは 賑やかでいいの～。

それよりもShou-chanよ。

お主が皇霊を倒したことで この地の結界は解けた。

まもなくエンセルビスへの道も 開くじゃろう。

そこにはカルデスに代わり パルミナ諸島を支配している、

魔神ゼブラが 待ち受けているはずじゃ。

これに驕らず しっかりと己を鍛えるのじゃな。

あー！ それ、私が言おうと思ってたのに～！

あんたはバカな話しかできないんだから ここはグラデ…

グラ爺に任せておけばいいのよ！

バカですって～！！

バカにバカって言って 何が悪いの？

も～怒った！ 女神の力、見せてあげるわ！

上等よ！ 私の強さ、思い知らせてあげる！

フォッフォッフォッ。

血の気が多い お嬢ちゃんたちじゃのぉ。

さぁ～て、 Shou-chanよ。

ワシらはそろそろ エルガイアに戻るとするかの。

ちょっとShou-chan！ 待ちなさいよ！

カルからの伝言よ！

「お前の強さを信じてる！」 ですって！

ちょっと、戦いの最中に ずいぶん余裕あるじゃない！

Shou-chan！

私はセリアを倒してから エンセルビスに向かうねっ！

倒せるもんなら 倒してみなさいよ！

言ったわね～！！ 私の超魔力、見せてあげる！

フンッ、本気のようね。 いいわ、私も本気よ！

さ、行くかの……