カル
こんな様じゃ、いつまで経っても あいつらに謝ることすらできねぇ…
カル
お前が四堕神を相手に 頑張ってるってのに情けねーな…。
セリア
こんな運だけのヤツなんかより カルは何百倍も強敵を倒してきたじゃない!
カル
お前に慰められるなんて 貴重な体験をしたんだ。
カル
俺たちがグレアムに逃げられたのは ただヤツが強かったからだけじゃない。
カル
ヤツを追い詰めた時、もう1体 強力な魔物が現れたようなんだ。
カル
正直に言うと 俺らはそのもう1体を見ていない。
カル
強い力を持った何かが現れた瞬間 俺たちは吹き飛ばされちまったからな。
カル
で、気が付いたらグレアムの姿は どこにも無かったってわけだ。
セリア
あの変な攻撃さえ無ければ グレアムを倒すことだってできたのに…。
カル
しかし、あの力… 只者じゃないことだけは確かだ…
カル
俺たちはこのまま グレアムの探索を続けるとするよ。
カル
お前はこの先の アムダール城を目指すんだろ?
カル
あそこからもヤバそうな気配が プンプンする。
セリア
あんたがあの魔物に会ったら すぐにやられちゃいそうだしね!
カル
ハハハッ、相変わらずセリアは Shou-chanには厳しいんだな。
セリア
べ、別にコイツにだけ 厳しいってわけじゃ…
ティリス
もー、どこに行ってたのよ! 随分、探したんだからね!
ティリス
ひっさしぶり~♪ カルくんも元気そうね!
ティリス
で、こっちは相変わらず私の Shou-chanにちょっかい出してるの?
セリア
それに前にも言ったけど、 あんたのShou-chanじゃないでしょ!
カル
ほ、ほら、俺たちも 早くグレアムを追わないと!
セリア
ちょ、カル! わかったから、そんなに引っ張らないで!
ティリス
でも、カルくんたちも うまくグレアムを倒せるといいよね!
ティリス
さぁ、ここを抜ければ 次はいよいよアムダール城だよ!