ティリス
あ~、癒される~♪

ティリス
あ、Shou-chan!

ティリス
無事にここまで来られるなんて さすがだね~!

ティリス
信じてたけど やっぱり安心するな♪

ティリス
え、 ここで何してたのかって?

ティリス
フフッ、 それはもちろん神殿浴よ♪

ティリス
やっぱり 光に満ちた神殿っていいよね~。

ティリス
この荘厳な雰囲気と差し込む光が 女神の私にはたまらないんだなこれが♪

ティリス
あの変な幽霊船みたいに 不気味な音とかもしないしね!

ガサガサッ

ティリス
ふへぇ!? ここにも何かいるの!?

???
フォッフォッフォッ。 おどろかしてしまったかの?

???
スマンな、お嬢さん。

???
おどろかせるつもりはなかったんだが 楽しそうな話し声が聞こえたものでの。

ティリス
あ、え、えーっと

ティリス
お爺ちゃんだ~れ?

???
フォッフォッフォッ。 これは失礼した。

???
ワシの名前はグラ。 グラ爺とでも呼んでくれ。

ティリス
グラ爺って…。

グラ爺
フォッフォッフォッ。 カッコイイ名前じゃろ?

グラ爺
ホレ、ワシは名乗ったんじゃから、 お主たちも名乗ってくれんか?

ティリス
えと、私の名前はティリス! どこにでもいる普通の女の子よ。

ティリス
それでこっちの素敵な人が Shou-chan!

ティリス
すっごーく強い 召喚師なんだからね!

グラ爺
それは勇ましいのぉ~。

ティリス
でも、 グラ爺はこんな所で何してるの?

グラ爺
なーに、ちょっとそこら辺まで 散歩してただけじゃよ。

ティリス
散歩って…。

ティリス
ここら辺にも危険な魔物は いっぱいいるのに…。

グラ爺
魔物たちも爺さんなんで 見逃してくれたのかもな。

ティリス
む~~。 もしかしてグラ爺は怪しい人?

ティリス
なんか強そうな武器も 持ってるし…。

グラ爺
フッフッフッ…。

グラ爺
バレてしまっては仕方ない!

グラ爺
我こそは この地を支配する魔神グラ!

グラ爺
貴様たちには ここで消えてもらう!

ティリス
えええっ!!

グラ爺
なんての。

グラ爺
フォッフォッフォッ。 驚いたかの?

グラ爺
お嬢ちゃんの驚く顔が あまりにも可愛くてのぉ。

ティリス
ぶぅーーー!

グラ爺
スマンスマン。

グラ爺
ワシは以前に ちょっと冒険をしてての。

グラ爺
この槍はその当時に使っていたんじゃが、 今ではお守りみたいなもんじゃ。

グラ爺
ここには古の四戦士の伝承を調べに きたのじゃが、特に収穫は無さそうじゃな。

グラ爺
それじゃあ、 ワシは行くとするかの。

グラ爺
面白そうな召喚師にも会えたことだし、 今回は良しとしよう。

グラ爺
では、 また会えるのを楽しみにしておるぞ。

ティリス
…なんか、 怪しいお爺ちゃんだったね。

ティリス
普通の人がこんな場所まで 来られるはずないし、

ティリス
きっと何か 秘密があるんだろうけど…。

ティリス
まあ、 考えても仕方がないか!

ティリス
私たちの目的は 変わらないもんね!

ティリス
それじゃあ、早くここを突破して アムダール城を目指しましょう♪