ルジーナ
テメー! まだこんな所にいやがんのか!

ルジーナ
俺様の優しい言葉を無視するとは いい度胸じゃねーか!

ルジーナ
ママの所に帰りたくなるよう 俺が相手してやろーか?

ルジーナ
ったくこんなバカ、 皇国軍にもそうそういねーぞ。

ルジーナ
あ? なんだその頭の悪そうなツラは?

ルジーナ
まさかお前、ランドール皇国軍を 知らねーって訳じゃないよな?

ルジーナ
……さすがにこれは参ったぜ。

ルジーナ
さすがの俺様でも お前が不憫に思えてきたわ。

ルジーナ
しょうがねぇ。

ルジーナ
超絶優しい俺様が 特別にお前に教えてやる!

ルジーナ
感謝の涙を垂れ流しながら しっかり記憶するんだぞ!

ルジーナ
そもそも、神々が住むっていう このグランガイアから切り離されたのが

ルジーナ
俺たちの暮らすエルガイアってことは わかるよな?

ルジーナ
は! さすがにこれくらいはわかるか。

ルジーナ
何、得意顔してやがんだ! これくらい常識中の常識だろ!

ルジーナ
ったく……。

ルジーナ
んでもって、そのエルガイアには 大きな国が2つある。

ルジーナ
その1つがアクラス召喚院の本部がある 『ランドール皇国』だ。

ルジーナ
まあ、とはいえ、実質的な経済や軍事は アクラス召喚院が握ってるから

ルジーナ
皇国なんていっても 飾りみてーなもんだがな。

ルジーナ
皇国のお偉いさんたちは、エルガイアが グランガイアから切り離された時に

ルジーナ
混乱を治めた連中の子孫だとかなんだで 偉そうにしてるけど、

ルジーナ
今じゃ特権にあぐらをかいてる ボケばっかりだ。

ルジーナ
そんな訳であそこの軍隊なんざ 権威だけのオマケみたいなもんさ。

ルジーナ
まあ、中には例外もあるがな。

ルジーナ
で、もう1つが エルガイア連邦って国だが、

ルジーナ
これもまあ、似たようなもんだ。

ルジーナ
どっちの国もアクラス召喚院には 逆らえねーんだから、

ルジーナ
エルガイアの実質的な支配は アクラス召喚院ってな訳だ。

ルジーナ
つまり、そんなアクラス召喚院の中でも 最強の俺様は、

ルジーナ
エルガイア最強って訳だ!

ルジーナ
どうだ、 俺様のサインでも欲しくなったか?

ゴゴゴゴゴゴ…

ルジーナ
う、うおっ!

ルジーナ
じ、地震か?

ルジーナ
地殻の歪みによる地震にしては 嫌な揺れ方だな……。

ルジーナ
ったく、これでわかっただろ!

ルジーナ
ここコルデリカがまだ調査前の 危険な土地だってな。

ルジーナ
わかったら俺様の言葉に従って、 とっととコルデリカから出て行け!

ルジーナ
次に見かけたら、 その軽そうな頭叩き潰すぞ!