クッ……。

Shou-chan やはりお前は強いな……。

だが、おかげで何か吹っ切れた気がする。

俺はやはり弱い。

だから、大切な仲間を失い 多くの過ちを犯してきた。

それでも俺は生き続けなければ いけないんだな。

失った仲間たちの想いを受け止め 犯した罪を背負い悩み苦しみながらも。

今の俺はイリアのために、それでも 生き続けなければならないのだから。

喜びも悲しみも後悔も すべては日々の中にある。

誰もが同じ苦しみの中で生きている。

不幸なのは俺だけではない。

だから俺は……。

アーク、やっと本当に 帰って来てくれたんだね。

イリア……。

アークが苦しんでいるのは ずっとわかってた。

でも、私が声をかければかけるほど、 あなたはきっと苦しむことになる。

だから私は……。

すまなかった、イリア。 もう…大丈夫だ。

これからは君のことだけを 大切にし続けるよ。

今まで待たせ続けた分まで。

アーク、ありがとう……。

でも、少しだけ悔しいな。

本当は私があなたの心を 救いたかったのに！

フフッ、すまないな。

…………。

Shou-chan、 この結晶を受け取ってくれないか。

お前とティリスと別れた後、 俺とイリアの手の中から現れたんだ。

強い力を秘めているようだが 俺たちには必要の無い物だろう。

お前の役に立ててくれ。

Shou-chan、 あらためて礼を言わせてくれ。

今、俺とイリアがこうしていられるのは お前がいたからこそだ。

すべてを諦めかけた俺を 前に進めてくれたお前が……。

Shou-chan、 ありがとう。

私からもお礼を言わせて。

アークって、頑固なクセに落ち込みやすいし 弱虫なクセに強がりで、それから……。

イリア、もう許してくれ……。

フフッ、でも本当は 凄く優しくて頼りになる。

そんなアークが私を助けに来てくれた。

今、私たちが２人でいられて こうして幸せな時間を過ごせるのは

あなたのおかげです。

Shou-chanさん、 本当にありがとうございました。

Shou-chan、 お前が困った時はいつでも俺を呼んでくれ。

俺の命がある限り、 必ずお前の下に駆けつける。

俺は…いや、俺とイリアは お前への恩を決して忘れることはない。

ありがとう。 女神に愛されし召喚師よ。

またいつか会えるその時を 俺とイリアは楽しみにしているよ。