グッ……さすがは六英雄……。 やはり俺ごときでは敵わないか……。
メロード
お前はわかっていたのだろう。 自分が敗れることが。
アーク
ああ、六英雄が揃った時の強さは もちろん理解していたさ。
アーク
だから、俺はあの時、彼らが集まることを 阻止したんだ。
アーク
希望が生まれることで 人々にさらなる絶望が生まれぬように。
メロード
今の戦いが贖罪のつもりか? それで、六英雄がお前を許すとでも?
アーク
フン……そんなつもりなど無い。 俺はただ戦ってみたかっただけだ。
アーク
全員が揃っていたなら大戦の結果が 変わっていたと言われる六英雄とな。
アーク
もしかしたら、俺の選択は間違って いたのかもしれない。
アーク
彼らによって 世界は救われたのかもしれない……。
アーク
だが、後悔など何度もしてきた。 自らの命を絶とうと思ったこともあった。
アーク
Shou-chanやティリスとともに イリアを助けるために!
アーク
Shou-chan、ティリス、 力を貸してくれ!
メロード
ルシアス様の正義を踏みにじった お前たちの数々の罪を
メロード
お前たちの希望を奪ったこの者を 我とともに今度こそ滅ぼすのだ!
カロン
貴様が滅びぬ限りイリアが 救われることはないのだろう?
カロン
イリアが自身の命をかけ、 カルナ・マスタの魂を封じた時、
カロン
この者は その封印に自身の魂をも残したのだ。
カロン
カルナ・マスタの封印をより堅固なものに するためにな。
カロン
この地に堕とされようと、 見捨てられようと、
カロン
この者はルシアスの意志を 守り続けていたのだろう。
メロード
大義も正義も無くただ争い続け、果てには 肉親をも滅ぼしたお前のような魔神に!
カロン
無意味に生きてきた私だからこそ 意味を持つことの大切さがわかるんだよ。
カロン
アークよ。 お前がすべきことはわかっているな?
アーク
ああ、わかっている……。 メロードはお前に任せた。
アーク
俺たちの戦いで破壊されてしまっては 元も子もないからな。