カロン
グッ……。 さすがはカルナ・マスタを倒した召喚師。

カロン
私の力では止められぬか……。

カロン
ならばお前には伝えよう。

カロン
私はカロンでもその分身でもなく 封魔導神カロンの“影”であることを。

カロン
私は間もなくその役目を終えて消滅する。 それと同時に2つの封印が解ける。

カロン
1つは8体の魔神が封じた カルナ・マスタの真の力。

カロン
お前が今までに倒した私は 影でなく分身体。

カロン
それらは封印は担っていない。 今が真に封印が解ける時だ。

カロン
そしてもう1つはカルナ・マスタの魂を 封じた地の封印。

カロン
レームの西、ミルドランにあるその地では

カロン
今頃、解かれたカルナ・マスタの力が 自身の魂を探し求めているだろう。

カロン
だが、その魂の最後の封印は 神託の巫女がその身を捧げて担っている。

カロン
カルナ・マスタの魂と力が 復活することはない。

カロン
永遠にな……。

カロン
…………。

カロン
それでもお前は ミルドランに向かうのだろう?

カロン
眠れる破壊神を目覚めさせ 必要の無い戦いをするのだろう?

カロン
己の欲を満たすためだけに……。

カロン
Shou-chanよ。 お前は何を望み願う?

カロン
神をも倒すお前は人の人生をも その手で支配したいのか?

カロン
運命を見通す我が瞳でも お前の未来は見えない。

カロン
アークやイリアも、 お前の仲間たちの未来も……。

カロン
それは幸せなのか、 それとも不幸なのか……。

カロン
いつかその答えを聞いてみたいものだ……。