モーラ
魔神たちの力を手に入れた私が…… 人間ごときに……。
ティリス
モーラの力が弱っていってる! 取り込んだ魔神たちの力は消えるはずだよ!
ティリス
Shou-chan……。 やっと会えた……。
ティリス
Shou-chanに会ったら 話したいこといっぱいあったのに……。
ティリス
Shou-chan、 少し下がっててね。
ティリス
プリティ~~~~バトルクリスタル キ~~~~ッス♪
ティリス
安心して。 モーラはShou-chanが倒したよ♪
ティリス
正真正銘、みんな大好きプリチーな女神様、 ティリスだよ。
セリア
アンタ、 なんであんな勝手なことをしたのよ!
セリア
それに、Shou-chanに ばっかり声をかけて
セリア
私だってティリスに 色々伝えたかったのに!
カル
セリアはティリスを救うために イシュグリアでがんばってきたんだもんな。
セリア
そ、それだけじゃないわよ! 召喚院の召喚師として私は!?
セリア
そ、それに私だけじゃなくて みんながんばったんだからね!
パリス
ティリス様、無事にまたお会いできて 嬉しく思います。
パリス
それにどうやら私たちの窮地も救って くださったみたいで……。
パリス
ありがとうございます。 助けるつもりが助けられてしまいましたね。
ティリス
みんなががんばってくれたから 私はこうやってここに来られたんだから。
ルジーナ
そもそも、どうしてお前は ここに来られたんだ?
ティリス
え~、ルジくん、 そんな真面目な話じゃなくて
ルジーナ
チッ、相変わらずかよ! いいから早く聞かせろ!
ルジーナ
チッ、Shou-chan! お前、仕留め損ねやがったな!
モーラ
私にはもうあなたたちと戦う力は 残っていないのだから……。
モーラ
メノンへの道が開いたことで この地を支配する魔神たちの力は
モーラ
それは、この地に棲む魔神の脅威が 私1人に集まったこととほぼ同義。
モーラ
つまり、私を止めさえすれば 当面、この地の魔神に危険は無い。
ティリス
それに、Shou-chanたちの ピンチを放っておけないもん!
モーラ
しかし、他の魔神の脅威は 多少なりとも残っているはず。
モーラ
あなたはそれを放棄して 近しい者だけを救った……。
モーラ
やはり神に属する者など 身勝手な者ばかりですね……。
モーラ
少なくない人間が 魔神の被害を受けていることでしょう。
ティリス
グラ爺たちが私が少しくらいなら 封印から離れても大丈夫なように
ルジーナ
チッ、相変わらずコソコソと 動きやがって。
セリア
この地で暴れまわってただけじゃ なかったのね。
パリス
フフッ、さすが召喚老様たち というところかしら。
モーラ
あの者たちはこの状況を 予測していたのですね……。
モーラ
結局、私も惨めな敗残者になる 運命だったということですか。
モーラ
理想だけを求めて結果、すべてを失った あの人たちのように……。
モーラ
すべてを捨て、大切な人をも騙し裏切り、 すべてを手に入れようとしてきた……。
モーラ
やはり理想など追い求めるものでは ありませんね……。
セリア
確かにあなたは私たちに敗れて その野望は潰えた。
カル
ハハハッ、俺もセリアには 勝てる気がしないよ。
セリア
でも、今のあなたは私たちの 脅威にはならない。
セリア
私たちの世界を魔神の脅威から守るために この地に来ただけなんだから。
モーラ
私はまたいつかあなたたちの 脅威になるかもしれませんよ。
モーラ
セリア、あなたから感じた 不思議な何かはこれだったのですね。
モーラ
すべてを受け入れる広い心……。 それは慈愛の心……。
ルジーナ
本当だぜ! こいつのどこに慈愛があるってんだ!
ルジーナ
お前、やられ過ぎて おかしくなっちまったんじゃねーか!?
ティリス
セリアは照れ屋なだけで 本当はすっごく優しい子だって♪
セリア
ティリスもやめてーー! なんかムズムズして気持ち悪いわ!
セリア
私よりよっぽど長い時間を生きてきたんだか ら辛いこともいっぱいあったと思う。
ルジーナ
なんだそりゃ……。 なんて単純な言葉をお前は……。
パリス
確かに間違ってはいないけれど もう少しいい言葉はなかったのかしら……。
カル
わかりやすくていいじゃないか。 それに真っ直ぐでセリアらしいよ。
セリア
な、Shou-chan! アンタまでバカにした顔をして!
モーラ
そうなんですね……。 私は本当に敗れたのですね……。
モーラ
セリア、そして人間たち……。 私はあなたたちにお礼は言いません……。
モーラ
私は、私にとってこの理想が どれだけ大切なものか思い出しました。
モーラ
この理想を掲げた人たちが私にとって どれだけ大切な人だったかを……。
モーラ
あの頃、苦しいながらも 本当に笑えたあの頃を……。
モーラ
セリア、あなたたちはこの先の メノンに向かうのでしょう?
モーラ
カルナ・マスタの力は あなたたちの想像を遥かに超えています。
モーラ
例えその神徒の力を借りようとも まともに戦えるとは思えません。
モーラ
セリア、メノンにはもう1つの力が 眠っています。
モーラ
それはきっとあなたたちの 力になることでしょう。
セリア
もう1つの力……。 モーラ、それは何なの?
モーラ
それは私にもわかりません。 ただ、かつてメロードが言っていました。
モーラ
「カルナ・マスタを封じるついでに もう1つ面倒事が片付いたようだな」と。
モーラ
かつて新国家ミルドランが存在した地で 傷を癒しながら……。
ティリス
せっかく私と再会できたんだから もっと盛大にパ~~っと喜んでよ!
パリス
フフッ、そうですね。 ティリス様、失礼しました。
セリア
で、ティリス、アンタは この後、どうするの?
ティリス
もちろん、みんなと一緒に メノンに向かうよ!
ティリス
私がいないとやっぱり ダメみたいだからね♪
カル
でも、ティリス。 本当に封印は大丈夫なんだな。
ティリス
カルくん、“女神さん”やめてくれたんだ♪
ティリス
グラ爺とオーンちゃんが 色んな人とか装置とか用意してくれたから!
ルジーナ
本人にそう言ってる場面には 遭遇したくねーな……。
ティリス
Shou-chanやみんなと やっと会えたんだから
ティリス
今までの分まで バッチリ活躍しちゃうよ~!
カル
メノンの地には不安要素が他にも あることはわかってる。
カル
当然、出てくると思ってた リオメルグさんもいない。
カル
それに召喚老の爺さんたちも まったく出てこない。
カル
俺たちの知らないところで何かが 起きてるのは間違いないだろうな。
ルジーナ
説明するのが面倒だ。 会えばわかるだろーよ。
カル
ハハハッ、 でも、これで本当に全員そろったな。
カル
Shou-chan、 これもお前が進み続けてくれたおかげだ。
ルジーナ
ケッ、こいつがいなくても 俺がなんとかしてやったがな。
パリス
でも、Shou-chan、 私もあなたのこと頼りにしているわよ。
ティリス
きっとShou-chanなら カルナ・マスタを倒して
ティリス
だって、Shou-chanは 私の大切な召喚師なんだから!