モーラ
気にしないでください……。 少し面倒な相手と戦っただけですので……。
モーラ
この地を支配する魔神について 話しておこうと思いまして。
セリア
カルの本当の父親ってことなら もうカルから聞いたわよ。
モーラ
では、セリア。 あなたたちはそれでどうするのですか?
モーラ
あなたたちの仲間であったカルは 父親に協力することを選んだ。
セリア
今度カルが私たちの前に現れたら また説得するだけ。
セリア
もちろん向こうが力ずくでくるなら、 こっちも応戦するわ。
モーラ
自分の信じた道を真っ直ぐ進む。 それは簡単なようでとても難しいこと。
セリア
ただ、ちょっと色々あって 考え過ぎないようにしただけ。
セリア
だから、カルが困っていたら助ける。 それでティリスも助ける。
セリア
ま、まあShou-chanも少しは 役に立ったから
モーラ
フフフッ、弱き人間ならではの力 ということでしょうか。
モーラ
ですが、あなたが道を進むのに 足手まといの仲間もいるのでは?
モーラ
例えば未だにそこで迷っている 中途半端な女とか……。
セリア
パリスが今、迷っていて 時折邪魔になるのは否定しないわ。
セリア
でも、それの何が悪いの? 誰だって迷い悩んでる時はあるわ。
セリア
きっとそれが解決すれば あなたの想像を超える力を発揮するわよ。
セリア
パリスの強さも弱さも私は知ってる。 一緒に戦った仲間なんだから。
セリア
Shou-chan! アンタも何か言いなさいよ!
セリア
アンタが一番パリスに 助けられてるんでしょう!
パリス
フフッ、セリア、Shou-chan ありがとう……。
モーラ
セリア、あなたならそう言うに 決まっていますね。
モーラ
この地を支配する煌竜覇神バリュオンは 今までの魔神とは強さの次元が異なります。
モーラ
ただ、それ故にカルナ・マスタ封印の際に 封じた自身の力も大きい。
モーラ
現在、バリュオンがどれほどの力を 残しているかわかりませんが
モーラ
弱っている父親に対して カルは逆らうことができると思いますか?
モーラ
そして、そのカルに対して、 あなたたちは刃を向けられますか?
モーラ
あなたたちが選んだ道の結末がどうなるか 楽しみにさせていただきますね……。
セリア
私はその時にやれることしか やれないんだから……。
セリア
……パリス、Shou-chan、 行きましょう!
セリア
どっちにしてもカルだけじゃなくて その父親とも一度話さないとね!