モーラ
今回私は、あなたたちには何も していませんから。
モーラ
あなたの仲間たちも もうすぐ訪れるでしょう。
モーラ
そろそろモルデリムが侵入者に 気付いてやってくるでしょうから。
モーラ
フフッ、突然のこの状況で 困る彼女の姿も見てみたかったですね。
樹に包まれた魔神
だが、その様子では何も わかっていないようだな。
樹に包まれた魔神
……つまりはあの女の仕掛けに 乗せられているということか。
樹に包まれた魔神
……これだから人間は愚かだというのだ。
樹に包まれた魔神
力無き故に様々な技術を開発するが それを使いこなす知恵がない。
樹に包まれた魔神
まさに宝の持ち腐れというヤツだな。
樹に包まれた魔神
だから私が有効利用してやろうというのだ。
樹に包まれた魔神
その技術と繁殖力は非常に有用だ。
樹に包まれた魔神
私とともに歩ませてやろう。 私に支配され使役される未来を。
Shou-chan、お前にしては 早いじゃねーか。
まだオーン様たちは来ていないようね。 何とか間に合ったわ……。
ルジーナ
エルガイアに侵攻する前に お前にはここで退場してもらうぜ。
樹に包まれた魔神
私の名を知るということは やはりそうか。
樹に包まれた魔神
確かに私の名はモルデリム。 この地を支配する魔神だ。
モルデリム
1つは今ここで私に忠誠を誓い、 私とともに歩む未来。
パリス
神々から独立する道を選んだ私たちが 魔神に従うなんて冗談にもならないわ。
モルデリム
愚かな。 モーラに踊らされたまま死を選ぶか。
ルジーナ
モーラにしてやられて 俺たちの侵入を許しちまったんだからな。
モルデリム
……なるほど。 やはり人間とは興味深い。
モルデリム
お前はすべてを知りながら 私の前に立つというのだな。
ルジーナ
知らねーことを推測して 知ってるヤツを驚かすのが楽しいんだよ。
パリス
……知識欲の湧き方が 絶対に間違ってるわ。
モルデリム
ならば貴様たちと話すことはもうない。 我が配下に滅ぼされるがいい。
ルジーナ
チッ、続々とザコどもが 集まってきやがったか。
ルジーナ
ケッ、この程度の敵の数、 いつも通りじゃねーか。
フン、お前がザコ相手に手こずっているから 手伝ってやったまでだ。
セリア
手こずっていません! そもそも、まだ攻撃すらしてませんでした!
オーン
お前が相手を観察している間に 俺なら5体は倒している。
セリア
お言葉ですが、もし相手が危険な 特性を持っていたら……。
セリア
あれ、Shou-chan! それにパリスとルジーナも!
セリア
最初は凄い早い勢いで進んでたんだけど、 途中、急に敵が大勢現れたんだから。
ルジーナ
ケッ、モーラのヤツ、 こいつらの進軍速度を抑えやがったな。
ルジーナ
まあ、策を巡らす側としては わからなくもねーか。
ルジーナ
だが、セリア、遅過ぎだぜ。 魔神との話し合いはもう終わっちまったぞ。
オーン
つまり、お前たちは目の前に目標がいながら 逃したということだな。
ルジーナ
ちげーよ! なんでそういう発想になるんだ!
オーン
まあいい、要はこのザコどもに 手こずって魔神を追えないのだな。
オーン
ただし、魔神を倒した後は 覚悟しておくんだな。
ルジーナ
お前はグラデンスの爺さんを 見てないのか!
オーン
ヤツのことだ。どうせ裏で何か 勝手にやっているのだろう。
ルジーナ
違う! 心配しているのは俺たち自身のことだ!
ルジーナ
おい! Shou-chan! ここは俺たちが何とかする。