パリス
…………。

セリア
…………。

ルジーナ
…………。

オーン
…………。

グラデンス
おお、Shou-chan! 待っておったぞ!

グラデンス
早くこの重い空気を なんとかしてくれ!

パリス
お言葉ですがグラデンス様、 それはShou-chanに話しても

パリス
仕方のないことだと思います……。

セリア
そうですよ。

セリア
私たちだって好きで重い空気を 作ったわけじゃないですから。

ルジーナ
とはいえ、俺らが何を言おうと もう無駄なんだろう?

ルジーナ
Shou-chan、覚悟しておけよ。

ルジーナ
この地の調査はこちらの召喚老様たちが ご同行してくださるそうだからな。

ルジーナ
頼りないお前たちのために ありがたいお話じゃねーか。

グラデンス
いや、お主たちの力を 疑ってるわけではないのじゃ。

グラデンス
お主たちと一緒に行動していれば ミーファと再び会えそうじゃからな。

グラデンス
ワシやオーンが調べていることに関する カギはおそらくミーファが握っておる。

グラデンス
だからしばらくの間、よろしく頼むぞ。

グラデンス
なーに、お主たちの戦いの邪魔はせぬから 安心してくれ。

ルジーナ
その言葉が逆に不安になるんだよ。

セリア
私もルジーナと同じ感想だわ……。

パリス
不本意だけど私も同感よ……。

グラデンス
フォッフォッフォッ、オーンよ、 お主、部下からの信用が無いようじゃな。

オーン
そんなものは必要ない。

オーン
それより話は終わったのだろう。 とっとと先に進むぞ。

グラデンス
オ、オーン、ちょっと待て! だから行動はこの者たちに任せると!

セリア
やっぱりこうなるわよね……。 仕方がないから私たちも急ぎましょう。

セリア
遅れたら何をされるか……。

ルジーナ
チッ、メンドクセー……。

パリス
ハァー、Shou-chan、 私たちも行きましょう。

パリス
……どうしたの?

パリス
…………。

パリス
え!? モーラに会ったですって!

パリス
どうして早く言わなかったの! みんな行っちゃったわよ!

パリス
……ごめんなさい。 その話をできる状況じゃなかったわね。

パリス
いいわ。みんなに追いついたら話を 聞かせてちょうだい。

パリス
…………。

パリス
この地の調査、ちゃんとできれば いいんだけど……。