パリス
モーラが言っていた怖さが 少しわかってきた気がするわ……。
ルジーナ
テメーがきっちりぶっ潰さないから ヤツがつけあがるんだ!
ルジーナ
次に会った時はしっかり ぶっ倒しておけ!
パリス
酷い状況ね……。 何かが大暴れしたような……。
パリス
しかも、そこら中に飛び散ってるこれ、 メロードとかいう魔神の体液?
ルジーナ
ヤツがここに来たのは間違いなさそうだな。 問題はどこに逃げたかだが……。
セリア
この体液、かなり色んな場所に 飛び散ってるわね……。
ルジーナ
チッ、だったらとっとと 動けってんだよ。
ルジーナ
Shou-chan、テメーも サボるんじゃねーぞ!
カル
ハハッ、そんな困った顔をするなよ。 お前とは2人でゆっくり話したかったんだ。
カル
それにしても、みんな、 ちょっとギスギスし過ぎじゃないか
カル
セリアもルジーナも毒が強いからな。 女神さんがいないと中和できないか。
カル
ハハッ、確かに俺も 少しは中和してたかもな。
カル
まあ、今はお前がなんとかしてやってくれ。 パリスさんじゃ大変だろうからな。
カル
最初に言っておくが俺は偽者でも 操られてるわけでもない。
カル
ちゃんと考えた上でお前たちに イシュグリアを去るように言ったんだ。
カル
……お前にだから正直に言うよ。 俺は自分の行動が正しいかまだ迷ってる。
カル
お前たちは放っておいたら すぐに俺に追い付きそうだったから。
カル
真実なんてのは知らない方が 良かったのかもしれないな。
カル
Shou-chan。 これだけは信じてくれ。
パリス
Shou-chan、どうしたの? ボーっとして。
パリス
ルジーナがメロードが逃げたと思われる 隠し通路を見つけたの。
パリス
さあ、行きましょう。 あまり遅れるとセリアが暴れ始めるわよ。
パリス
向こうでずっとルジーナの自慢話を 聞かされてるから……。