Shou-chan!! もう来てたのか、流石だな。
カル
で、だ。 ここがアバドンの根城、モルガンの塔だ。
カル
ここにアバドンと、 たぶんグレアムの奴もいる。
カル
グレアムが逃げられる先なんて ここくらいしかないはずだからな。
カル
俺たち魔討隊はグレアム。 Shou-chanはアバドン。
セリア
私たちがアバドンまで 倒しちゃうかもしれないけどね!
カル
そんなこと言ってShou-chanに グレアム倒されたらどうするんだよ。
カル
でもまあ、仲間の敵は 自分の手で討ちてぇけど、
カル
両方まとめて倒しちゃうくらいの 意気でいってもいいかもな!
セリア
ねぇ、ちょっと! なんか地響きみたいな音が聞こえない?
カル
…マクスウェル。 俺たちを今ここで仕留める気か…
カル
モルガンの塔を登り、 アバドンを倒せばいい。
セリア
あの大群も相手に アバドンを倒すなんて不可能よ。
セリア
それどころか、 アバドンにさえたどり着けない…
カル
あぁ。でも、あの魔物たちは ここから先、一歩も進めない。
カル
俺がここから一歩たりとも 進ませねぇからな。
セリア
私たちがアバドンを倒すまでの間 ここの足止めをするってこと!?
セリア
あんな大群、1人でどうこう 出来るわけないでしょ!
カル
でも、ここで3人力尽きるくらいなら アバドンを倒す可能性に懸ける。
カル
Shou-chan、 セリアと一緒に奥を目指せ。
カル
俺がここを食い止める。 お前達がアバドンを倒すんだ。
セリア
でも…、 私も足止めに回れば時間は稼げる。
セリア
あなた、召喚老に 認められるぐらいの召喚師なんでしょ?
セリア
アバドンなんかに倒されたら 私があんたをぶっ倒すわよ!!
カル
Shou-chan、 俺らは全力でここで食い止める。