カル
よぉ、Shou-chanか。 グレアムに逃げられちまったんだ……

カル
くそっ、 あと少しだったのに!

カル
また仲間がやられたんだ… あいつは絶対にこの手で倒す。

カル
…あんまりにも魔討隊の人数が 少なくなっちまったから

カル
召喚院から新しい隊員が 補充されることになったんだ。

カル
そいつとここで 待ち合わせしてるんだが…

カル
おっ、来たな!

カル
ようセリア、 元気そうだな!

セリア
ちょっとカル! あいさつなんか後でいいわ!

セリア
なんでShou-chanが ここにいるのよ!?

セリア
あなた魔討隊のメンバーじゃ ないでしょ!?

カル
ああ、Shou-chanとは ここでたまたま会ったんだよ。

カル
お前は多分 リスティア神殿に行くんだろ?

セリア
魔討隊じゃないなら ただの部外者よ。

カル
おい、セリア。 いい加減にしろよ。

セリア
…なんでこいつのことで 私が怒られるのよ…

セリア
それよりカルに 大事な話があるのよ。

セリア
召喚院がつかんだ情報によると、グレアムはアバドンのお気に入りだったらしいわ。

カル
特別扱い? どういうことだよ。

セリア
腹心たちの中でも 結構特別扱いだったって話よ。

セリア
グレアムが危ないとなったら 色々とちょっかいかけてくるかもね。

セリア
もしかしたら アバドン本体も現れるかも…

セリア
となると、アバドンをおびき出すためにも魔討隊は必ずグレアムを倒さなきゃいけない。

セリア
そういうことで、「モルガンの塔まで向かうように」との召喚院からの伝言よ。

カル
なるほどな。

カル
メンバーの補充が すんなり通ったのもそのせいか。

セリア
っていうかあんたいつまで 話に加わってるのよ!?

セリア
モルガンの塔に真っ直ぐ向かうのが 使命でしょ!

セリア
私たちはこれから今後の話を 色々しなきゃいけないんだから、

セリア
一人でさっさと行きなさいよ!

カル
えっ、お、おいセリア! Shou-chan!!