ここが古城ベイオルグか。

なんか古いんだか機械なんだか わけがわからない場所ね。

元々あった古城に機械的な施設を 増設したという感じかしら。

さっきShou-chanが シュスイに襲われた時、

オーン様の名前を出していたのも 気になるし、

調査はほどほどにして 先を急いだ方が良さそうね。

まだ、そんなこと言ってやがんのか。

オーンの爺さんは大丈夫だって 言ってんだろうが。

……そうなの…ね。

チッ、それにしても、 さすがにこれだけ色々あると

どれがヤツの動力源に関係してるのか わからねーな。

ビィーーッ

ビィーーッ

ビィーーッ

な、何！？

ルジーナ、アンタが乱暴なこと言うから 何かが反応しちゃったんじゃないの！？

ふざけんな！

なんだその雑な機能は！

見て！ 細かいのがゾロゾロ出てきたわよ。

ちょっと！ これ、どうすんのよ！

うるせー！ 面倒だがやるしかねーだろーが！

どこに動力源があるかわからねーが とりあえずそれっぽいモノはぶっ壊せ！

いちいち怒鳴らないでよ！ わかったわよ！　ぶっ壊せばいいのね！

パリス、そっちは任せて大丈夫？

ええ、大丈夫よ。 私もぶっ壊してくるわ。

パリスが「ぶっ壊す」って……。

あ、いや、これは流れで 言っちゃっただけで……。

この忙しい時に和んでんじゃねー！

それと、Shou-chan！

この流れだと大体お前がベイオルグと 遭遇することになる。

いいか！ 絶対にヤツにいきなり本気で仕掛けるな！

これ以上、ヤツが強くなるのは 面倒だからな。

ゆっくり戦え。

いいか！ ゆっくりだぞ！

ルジーナ、うるさいわよ！

Shou-chan、暴れるのはいいけど

カルがここにいるかもしれないこと 忘れないでね。

バカはバカなりに戦いなさい。

そうね。

ここももう少し調査したいから できれば壊さないでほしいわ。

どいつもこいつも……。

もう、いい！

お前ら、とっと行け！

本当、うるさい男ね。 パリス、行きましょう。

そうね。

耳障りな声を聞き続けるより 敵と戦ってる方まだマシだわ。

テメーらは……。

Shou-chan！ お前もとっと行け！

いいか！ 戦う時はゆっくりだぞ！

ベイオルグが守っているものか。

恐らくアレだろうが……。

チッ、ヤツを倒してみないことには どうにもならねーか。

まあいい。 俺は俺のために動くだけだ。