敗北ヲ確認 自動強化機能発動……

Shou-chan、大丈夫！？

チッ、また出やがったか！

ゴチャゴチャ言ってないで 全員で攻撃するわよ！

敵体数ノ増加ヲ確認 戦闘続行ハ危険ト判断

タダチニ離脱ヲ開始

Shou-chan！

アンタがグズグズしてるから 逃げられちゃったじゃない！

このバカ女！ 今の戦闘はそういう話じゃねー！

Shou-chan！ テメーもやっぱりバカか！

なんでわざわざ苦労して 敵をまた強くしてくれてんだ！

さっきの話を聞いてなかったのか！

皆さん、相変わらずの低能ですね。

テメーはモーラ……。

どうやらベイオルグと 戦ったようですね。

Shou-chan、どうでした？ あの子と戦った感想は。

どうもこうもねーだろー！

テメー、アイツを俺たちと戦わせて どうするつもりなんだ？

これ以上、ヤツが強くなっても テメーには得なんざねーだろーが。

フフッ、それはどうでしょうか。

ただ、私から言えるのは、 ベイオルグをこのまま放っておいたら

あなたたちの目的は達成できない、 ということかしら。

私たちの目的ってすべての魔神を倒して ティリスを救うことよね？

でも、ベイオルグは魔神じゃ ないんでしょ？

あなた、ベイオルグが守っているものに ついて何か知っているのね……。

それと、もう１つお話をしてあげます。

ベイオルグはここからも見える 古城ベイオルグを拠点にしています。

どうやら、あそこに彼の動力源が あるらしいのです。

つまり、そこを破壊すればベイオルグの 活動も止まるということね。

もちろんベイオルグも何かしら 防衛策は取っているでしょうけどね。

フフッ、この話を聞いてどうするかは あなたたちにお任せします。

チッ、メンドクセー話だな……。

そうそう、１つ伝え忘れていました。

うぉっ！

あなたたちの仲間の青髪の男、 カルとか言いましたっけ？

彼らしき人間を古城付近で 見かけました。

彼は何をしようと していたのかしら？

クソッ、さらに話を 面倒にしていきやがった……。

何が面倒なのよ。 より単純になっただけじゃない。

私たちの目的地は古城ベイオルグに決定。

ただ、それだけでしょ。

単純にそうなるから面倒だってんだよ！

まあ、話し合うまでもなさそうね。

Shou-chan、 あなたも問題無いわよね？

それじゃあ、古城ベイオルグに向けて 出発しましょう。

ベイオルグの強襲にだけは 気を付けないとね。