シュスイ
……この力、やはり他の者たちとは 異なるようだな。

シュスイ
だが、まだ足りぬ……。

パリス
クッ、この力……。

パリス
今の戦いも本気では無かったというの?

シュスイ
だが、ここで潰してしまうには惜しい力。

シュスイ
あの青き髪の男がお前を“希望”と 呼んだのも理解できる。

シュスイ
召喚師よ。 我がお前に道を示そう。

シュスイ
イシュグリアには、大きな勢力を持つ魔神が 我も含めて8人存在する。

シュスイ
我以外の魔神に会うがいい。

シュスイ
他の魔神たちの中には我と同様に グランガイアに無関心のものもいるだろう。

パリス
……あなたはグランガイアに 侵攻するつもりじゃないというの?

シュスイ
愚かな。 我が望むのは強者との戦いのみ。

シュスイ
弱者が大半の世界になど興味は無い。

パリス
だったら最初から言ってくれれば!

シュスイ
異界より訪れる者の中には 稀に貴様たちのような強者もいる。

シュスイ
数年前の召喚師たちも然り。

パリス
数年前の召喚師?

シュスイ
だが、我と異なる魔神もいる。

シュスイ
その魔神たちを滅するがいい。

シュスイ
闘争の中で磨かれるであろう お前との闘いを、我は欲するのみ。

パリス
つまりは、いつかは あなたと戦うことになるのよね。

シュスイ
次なる魔神が支配する地“レーム”に 向かうがいい。

シュスイ
その魔神たちを滅するがいい。

シュスイ
そこでお前は我との闘いを避けた者たちと 再会することになるだろう。

パリス
…………。

パリス
好き勝手に話すだけ話して 消えてしまったわね……。

パリス
しかも、私の発言は ほとんど無視して……。

パリス
……まあ、それはいいわ。

パリス
それより気になるのは 彼との戦いを避けた者たちね。

パリス
カルと出会ってるのは確かみたいだけど セリアやルジーナの可能性もあるわね。

パリス
どちらにしろ、レームに向かう必要が ありそうね。

パリス
私は一度、召喚院に戻って 報告しておくわ。

パリス
くれぐれも1人で無茶しないでね。

パリス
フフッ、あなたと2人での冒険も なかなか楽しかったわよ。

パリス
こんなこと言うとティリス様に 怒られそうだけどね。

パリス
それじゃあ、次のレームでも お互いにがんばりましょう!

パリス
一刻も早くティリス様を 開放するためにもね!

セリア
ねえ、この状況って 結構マズいんじゃないの?

ルジーナ
チッ、うるせーな。

ルジーナ
そんなことは最初から わかってるんだよ。

ルジーナ
気にいらねーが、 あのバカに期待するしかねーのか……。