…………。

ここは文献にあった あの場所かもしれない……。

ねえ、Shou-chan。 少しだけ時間をもらってもいい？

ちょっと、そこの建造物を 調査したいの！

すぐに戻るから、あなたは 少し休んでいて！

Shou-chan！

やっぱりここは伝承に残されていた 神徒同士の戦いの場所だったわ！

十神に匹敵する力を持ちながらも 神々に叛逆し封じられた神徒たち。

その６体の神徒は、封印された後 お互いに戦い合った……。

グランガイアに残されていたこの伝承に 記されていた場所と

ここが似ていたから もしかしてと思ったけど

やっぱりそうだったのよ！

凄いと思わない？

グランガイアですら私たちにとっては 伝説の地だったのに、

そのグランガイアで伝説とされていた場所に 今、私たちはいるのよ！

『その時、召喚師たちは伝説の地に 降り立ったことに気付いたのだった。』

フフッ、私たちの行動が文献に残されるなら こんな感じになるのかしらね♪

……あ、ご、ごめんなさい！

私ったら浮かれちゃって……。

…………。

私、実は古い伝承とか調べるの 好きなの……。

この前、帝都図書館にいた 女の子とも盛り上がっちゃって……。

このことは恥ずかしいから、 セリアたちには内緒にしておいてね。

特にあの下品な男に知られたら なんて言われるか……。

さあ、それじゃあ先に進みましょう。

本当は危険な調査なんだけど、

こういうことがあると ドンドン先に進みたくなっちゃうものね♪

以前は任務に必死で そんな余裕も無かったから……。