ルシアス！

これが…ルシアス……。

なに…この力……。

同じ場所に存在するだけで 潰されそう……。

シャレじゃ済まなさそうだな……。

クッ…………。

バカな……。

貴様の身体で すでに自由に動けたというのか！？

愚かな人間たちよ……。

至高の神たる我に背くとは……。

貴様たちのすべてを 我が消滅させよう……。

キャアアアーーーー！

グハァ！

クソッ……一撃でこれかよ。

滅びよ……。 呪われし者達……。

おやめください！

ティリス……。

この光……。

女神さんの力が 守ってくれたのか？

ルシアス様、この人間たちは 混乱を招く者ではありません。

話し合う機会を！

我と同じ力を持ちし者……。 ティリスよ……。

汝の意思はわかった……。

人とともに滅びよ……。

クッ……ルシアス様！

ルシアスの力を防いでいる……。

これもティリスの力なのか？

愚かな……。

ならば我が下僕たちが 堕ちた従者を滅ぼすまで……。

消滅せよ……。 混沌の因子たちよ……。

クソッ！

おい！アーク！

あんな化物とどうやって戦えってんだ！

お前、本当に昔に ヤツを追い詰めたのか！？

ヤツの力、 以前より遥かに増している……。

まさか、他の神の力を……。

クッ、だがもう後には引けない！

そうだな……。

俺たちの話を聞いてくれる 感じじゃなかったしな。

やるしかないということね……。

そんなのわかってたでしょ！

それより、周りから凄い気配が 集まってきてるわよ！

これ、どーするのよ！

セリア、わかってるだろ？

チッ、メンドクセー。

フフッ、いつも通りってことね。

あー、もう！

そうね。 やっぱりそうなるわよね。

Shou-chan！

ここは私たちに任せて

アンタはティリスと一緒に ルシアスの所に向かいなさい！

ルシアスと戦うなら ティリスの力は絶対に必要なんだから

しっかりと守るのよ！

お前たち、わかっているのか。

これからここを訪れる敵は ルシアスに仕える精鋭ばかりだ。

まともに戦えば 数分と保たないぞ。

そんなことはわかってるわよ！

だから私たちが残るんじゃない！

あの化物とやるよりは こっちのがまだマシだろーが。

あなた、人間だった時の気持ち 忘れてるんじゃないの？

まあ、そんなわけだ。

アークさん、アンタの力にも もちろん期待してるぜ。

…………。

この感覚、久しく忘れていた……。

そうだな。 人間とはそういうものだったな。

いいだろう。

神託の騎士と呼ばれたこの力！ 存分に振るわせてもらおう！

みんな……。

ティリス、なんて顔してんのよ。

アンタたちの方が 大変なのよ！

もし、負けたりしたら もう絶交だからね！

う～、それはイヤ……。

だったら、気合い入れて 行ってきなさい！

うん！ わかった！

絶対にルシアス様を 止めてみせるね！

そう、それでいいの。

アンタは笑顔の方が 似合うんだから

そうやって笑ってなさい。

セリア……。

おい！ グズグズしてんな！

ヤツらもうそこまで来てるぞ！

Shou-chan、 後のことは頼むぞ。

エルガイアに帰ったら 自慢させてくれよ。

俺の親友は 神をも越える召喚師だってな。

それじゃあ、みんな、行くぜ！

Shou-chanたちが ルシアスを倒すまで、

絶対に死ぬんじゃないぞ！

Shou-chan！ 行こう！

私が絶対にみんなを 無事にエルガイアに帰してあげる！

だから……。

この戦いが終わったら 今度こそ一緒に海に行こうね♪

約束だからね。 Shou-chan……。