ここに来たということは 覚悟はできたということだな。
パリス
だが、今、一緒にいる この召喚師たちのことは信じられる。
ルジーナ
お前はこいつらの面倒なスイッチを 入れちまったんだよ。
ルジーナ
さあ、今度こそお前の本心を 話してもらうぜ。
ティリス
でも、私はShou-chanの 選択を信じる!
アーク
お前がこの地に降り立ったのは 運命だったのかもしれないな。
アーク
俺はお前の訪れを 待っていたのかもしれない。
アーク
神を越える可能性を持つ 召喚師の訪れをな。
アーク
ルシアスと決別し、 この仮面とともに過去を捨てる覚悟をな!
アーク
俺の存在を人の記録から消すため 常に仮面を被っていたが、
アーク
俺が知るすべての真実を お前たちに伝えよう。
アーク
それにより、 人は滅びへと向かうかもしれない。
アーク
これがお前たちの覚悟に応える 俺の覚悟だ。
アーク
“神託の塔”で 巫女とともにルシアスに仕える騎士だった。
アーク
グランガイアは徐々に その秩序が乱れ始めていた。
アーク
そんな中、ある日、巫女の元に ルシアスより神託が降された。
アーク
「大神皇カルナ・マスタが 人間を滅ぼすことを決定した」と。
パリス
そんな……。 カルナ・マスタ様が人を……。
アーク
俺と巫女はあまりの内容に 途方に暮れていたが、
アーク
「カルナ・マスタを倒し 人の世界を守れ」と。
アーク
俺と巫女は人を救ってくれるという ルシアスの言葉を信じ、
アーク
仲間を集めカルナ・マスタの元を 目指したんだ。
アーク
当時、世界は護神十二聖同士の戦いに 目が向いていたからな。
アーク
それに、俺たちは秘密裏に 動くことを決めていた。
アーク
カルナ・マスタの意思が知られたら それこそ世界は大混乱に陥るからな。
アーク
その後、俺たちはルシアスに導かれ、 カルナ・マスタの元へとたどり着いた。
アーク
しかし、俺たちの前に現れた 大神皇は傷を負った状態だった。
アーク
俺たちはそれを好機と考え、 カルナ・マスタとの戦いを選んだんだ。
アーク
傷ついているとはいえ、 カルナ・マスタの力は強大だった。
アーク
仲間たちが倒れていく中、 俺と巫女は最後の力を振り絞り
アーク
その一撃はカルナ・マスタに 大きな傷を負わせたが、
アーク
だが、その時、ルシアスが現れ ゲートを開いた。
アーク
ヤツは俺たちがカルナ・マスタに 隙を作るのを待っていたんだ……。
アーク
ゲートはカルナ・マスタともども すべてを飲み込み閉じられた。
アーク
俺は何とか難を逃れたが 巫女はカルナ・マスタと一緒に……。
アーク
だが、これで人を滅ぼそうとした神 カルナ・マスタは封印されたんだ。
セリア
やっぱりルシアス様が 人を救ってくれたんじゃないの?
アーク
俺はカルナ・マスタを倒したことで 人は救われたと思っていた。
アーク
ゲートの彼方に消えた巫女も 報われると思ったよ。
アーク
俺はカルナ・マスタとの戦いの後 意識を失ったが
アーク
ルシアスの力で 神託の塔に戻っていたらしい。
アーク
そして、数ヶ月後に目覚めた時、 神と人の戦いは終局に向かっていた。
アーク
だが、そこで返ってきた答えは 俺を絶望させるのに十分な内容だった。
アーク
当時、ルシアスに仕えていた 別の神徒が俺に言ったんだ。
アーク
「神々は カルナ・マスタを封じた人間を憎み
アーク
どうやら、神々が戦いを決意したのは 俺が原因ってことになったようだった。
アーク
このままでは神々によって 人は完全に滅ぼされてしまうだろう。
アーク
だが、人の希望である六英雄を お前が殺せば
アーク
一部の人間をルシアス様が 救ってくださるだろう」と。
ルジーナ
で、それを信じて 六英雄をぶっ殺したわけか。
アーク
彼らがもしまとまって戦うことが できていれば
アーク
ゲートの向こうに消えたと思われていた 神託の巫女……
ルジーナ
ケッ、世界の希望を殺してまで 守りたい恋人とは
アーク
あのまま六英雄が神々に勝利し ルシアスと対峙していたら、
アーク
とはいえ、俺もそのまま大人しく 従っていたわけじゃない。
アーク
巫女を返してもらうため ルシアスに謁見した。
アーク
そして、巫女を取り戻した直後、 俺はルシアスに襲いかかったんだ。
アーク
俺はルシアスを追い詰め とどめを刺そうとしたが
アーク
その時、ヤツの神徒が 俺に襲いかかってきた。
アーク
巫女がその攻撃を防いでくれたが ルシアスはその隙に
アーク
傷つき力を失ったルシアスは 提案をしてきた。
アーク
巫女を生かし続ける代償として 自分の手足となり動け、とな……。
ルジーナ
で、この話が真実だって 証拠はあるのか?
カル
なぜ、今になってルシアス様に 逆らう決心をしたんだ?
我が名はルシアス…ゲートを司る神…
四堕神を倒せし者…Shou-chanよ…
汝の前に立つ愚者を滅ぼすがよい…
神への畏敬を忘れ世界を混沌に導く者を……
我が意思は世界の意思……逆らう者は世界の敵なり……
パリス
それでいて、 神聖な何かも感じられたわ……。
ルジーナ
ルシアス様は、 アンタを倒せって言ってたぜ。
カル
俺たちはルシアス様に会って 話を聞くって決めたんだ。
カル
あんたの話が真実かどうかは ルシアス様と会って決めるさ。
アーク
時間が経てば経つほど ルシアスの傷は癒えていくからな。
ルジーナ
ハン、お前たちだけじゃ まともな判断なんざできねーだろうから
ティリス
アークの話した昔のルシアス様が 全然違うからちょっと混乱してるだけ。
ティリス
やることが変わらないのは わかってるから心配しないで!
ティリス
ホラホラ、Shou-chan! ボーっとしてないで!
ティリス
ルシアス様がいる グランガイア封穴まで後少し!
ティリス
ね、そうだよね? Shou-chan……。