Shou-chan～！ 待ってたよ～～！！

ちょっと、ティリス！

なんでこんな辛気くさい場所で 待ってるのよ。

少しでも早くみんなの話が 聞きたくて……。

本当にしっかりしてよね。

まあ、いいわ。

私は今まで通り、アフラ・ディリスを 倒すために先に進むつもりよ。

セリア～～～！ ありがと～～～～～！！

セリア、結論早いな……。

だって、みんなの様子を見てれば わかるわよ。

誰もあいつの話なんて 聞くつもりないんでしょう？

そりゃ、そうだけど、 もう少し報告の順番をだな……。

俺も今までとやることを 変えるつもりはねーよ。

ルジくん！！

カル、無駄な話は面倒だ。 後はお前が説明しとけ。

俺は先に進んでるぜ。

……もう行っちゃったわね。

ホント、協調性のない男ね。

ルジーナが聞いたら、お前が言うなって 怒りそうだな……

で、一応聞くけどパリスさん、 あんたも同じ意見かい？

ええ、もちろんよ。

私はティリス様とともに アフラ・ディリスを倒すため戦います。

パリスもありがとう♪

Shou-chanは……

聞くまでもないか。

うん、聞くまでもないよね♪

で、カルくんは……。

俺か？

俺も聞くまでもないだろ。

カルくん！ ありがとう！！

ハハッ、 礼を言われるほどのことじゃないさ。

で、一応、ザーグが話した内容を 女神さんにも伝えておくよ。

ひっど～～い！

あいつ、ルシアス様のこと そんな風に言ってたの！？

ルシアス様はすっごく優しいのに！

Shou-chanや人間たちのことだって いつも気にかけてくれてるんだよ！

そりゃそうよね。

人間をエルガイアに 逃がしてくれた方なんだから

あいつが言うようなはずないじゃない。

ザーグって人間をバカにしてる割には 頭が良くないわよね。

…………。

女神さん、ひとついいか？

どうしたのカルくん？

ザーグが言っていた、ルシアス様が 力を失っているってのは本当かい？

…………。

うん、それは本当。

隠してた訳じゃないんだけど、 力を失った今でも十分に凄い方だから

話す機会がなかったっていうか……。

いや、責めてる訳じゃないから、 そんなに気にしないでくれ。

ルシアス様をそこまでの状態にした相手が 気になっただけだから。

私もその相手は知らないの。 ゴメンね。

そっか……。

……まあ、考えても仕方がないか。

ティリス様、 私からもひとつよろしいでしょうか？

うん。

大神皇カルナ・マスタ様が姿を隠している という話も本当なのでしょうか？

それも本当だよ……。

でも、ルシアス様はカルナ・マスタ様と 直接お話しをしてる。

だから、ルシアス様が勝手に 世界を支配してるなんて絶対にない。

ありがとうございます……。

パリス？ 何か気になるの？

いえ、大丈夫です。

この話はエリオール様にお伝えしても よろしいでしょうか？

うん、もちろん大丈夫だよ。

他に女神さんに何か質問はあるかい？

俺たちの進む道は決まったんだ。

今は前に進むとしようぜ。

これ以上待たせると、 ルジーナがうるさそうだしな。

そうね……。 それは本気で嫌だわ……。

ホラ、Shou-chan！

さっさと出発するわよ！

Shou-chan、 私たちこれからも一緒に戦えるんだね！

私、もっともっとがんばるから、 これからもよろしくね♪

ティリス、Shou-chan！ ニコニコしてないの！！

置いていくわよ！！

あ～～ん、セリア待ってよ～～！