ティリス
これでさっきみたく変なのが 出てこなければ最高なのにな~。
ティリス様、確かに美しい森ですが 油断されないように……。
チッ、ここら辺は 枝葉がうっとうしくて仕方ねーなー。
ルジーナ
とはいえ、情報の精度が低過ぎるんで もうちょい調べてたとこだ。
ルジーナ
大体、そのザーグとかいう神徒の言葉は アテになるのか?
不気味な声
神の言葉を疑うとは やはり人間とは愚かな種族だな。
ルジーナ
テメーがアフラ・ディリスの神徒 ザーグか……。
ザーグ
そもそも、我が人間に偽りを語る 意味など無いだろう。
ザーグ
今さら人間の愚かさについて 何かを言うつもりはない。
ザーグ
我はただ貴様たちにこの地に残る 人間の愚かさを伝えたいだけだ。
ザーグ
この古の森にも 人の愚行の跡が見られるだろう?
ザーグ
かつてこの森で栄えた都市は、 神々に滅ぼされた訳ではない。
ザーグ
同族にも関わらず、共存のできない 愚かな種族の活動によりな。
ザーグ
真に世界を救うことのできる 至高の神である理由を。
ルジーナ
チッ、勝手なこと言って 消えちまいやがった。
ルジーナ
俺たち人間の話なんざ 聞くつもりは無さそうだな。
ルジーナ
とはいえ、ヤツの言う通り、 現状で俺たちをハメる理由は無いか。
ルジーナ
恐らくあいつはアフラ・ディリスからの 命令で動いてる。
ルジーナ
その内容も予想はできるが、 まあ、今話すことじゃねーな。
パリス
私たちはザーグが話していた アルダリアを目指すしかないようね。
ティリス
ザーグが何を考えているかわからないけど 私たちはアフラ・ディリスを倒すだけ!
ティリス
四堕神を全部倒せば、きっとグランガイアは 平和になるんだから!
ルジーナ
俺はこのまま1人で アルナケイドを目指す!
ルジーナ
お前と一緒にいるとうぜー神徒に また狙われそうだからな!
ルジーナ
お前はこいつらと仲良く俺の後を 追いかけてこいよ。
ルジーナ
お前はあんまり頭が良くねーんだから 考え過ぎねーよーにな!
ティリス
ルジくんが私に言いたかったことって……。
ティリス
さあ、この森を抜けたら、 目的のアルナケイドまでもう少し!