ティリス
ゼヴァルアも倒しちゃうなんて さすが私のShou-chan!
セリア
ハァハァハァ……。 Shou-chan……。
セリア
大きな気配が強くなるのを感じたから 急いで来てみたけど
ルジーナ
テメー、またおいしいとこだけ 持っていきやがったな!
カル
てっきり残ったここにいると思って 急いできたんだが……。
セリア
あっ、カル、ごめんなさい。 そういうつもりじゃ……。
カル
ここに来るまで、爺さんの痕跡は 無かったし、
グラデンス
どうやら色々と手間を かけさせてしまったようじゃな。
グラデンス
お主に心配されるほど、 ワシはまだ衰えておらんよ。
カル
それより、いったい今までどこで 何やってたんだよ!
カル
爺さんを探して走り回った みんなにもちゃんと説明しろよ!
グラデンス
ちと、この塔に気になることがあっての。
グラデンス
あのメアとかいう神徒に捕まったフリをして ここまで連れて来てもらったのじゃ。
グラデンス
大方、ワシを捕らえてお主たちと戦う際の 弱みを握ろうとしたのじゃろうが
グラデンス
それを使う前にメアはお主たちに倒されて しまったようじゃな。
グラデンス
ゼヴァルアもアフラ・ディリスとの戦いに 意識がいっておるので
グラデンス
案の定、捕らえただけで 警備は適当じゃったわ。
グラデンス
おかげでゆっくりと調べ物ができたわい。
ルジーナ
だったら、そう伝えておけばいいだろうが。
グラデンス
フォッフォッフォッ。 スマンなルジーナよ。
ルジーナ
それと、俺の活躍、他のお偉いさん方にも しっかりと伝えておくんだぜ。
カル
で、爺さん。 俺が聞きたいことはわかるよな?
グラデンス
ワシの遺書に書いてあるんで それを読む時じゃダメかの?
グラデンス
フォッフォッフォッ。 冗談じゃ。そう怒るな。
グラデンス
なーに、そんなにたいした秘密では ないんじゃ。
グラデンス
ワシが赤児のお主を拾って 育てたのは知っておるじゃろ?
グラデンス
薄々お主も感づいていたとは思うが、 お主を拾ったのはこのグランガイアじゃ。
セリア
でも、このグランガイアに 人間は生き残っていないんじゃ……。
グラデンス
ただ、ワシが他の召喚老たちと このグランガイアを探索している時
グラデンス
その赤児が何者なのかは ワシらもわからん。
グラデンス
お主がグランガイアで生き残った 人間の遺児なのか
グラデンス
それとも神の子なのか ワシにはわからん。
カル
俺は爺さんにも他の召喚老にも 感謝してるからさ。
ティリス
うーん、でもグランガイアにいた 赤ちゃんかー。
ティリス
次はいよいよ最後の四堕神 真神アフラ・ディリスだね!
ティリス
みんなと一緒なら絶対勝てるって 信じてるからね!
ティリス
もちろん、Shou-chanの 召喚師としての力もね♪
ティリス
それじゃあ、次に会う時までに カルくんのこと聞いておくね!
グラデンス
フォッフォッフォッ。 ティリスちゃんは優しいからの。
ルジーナ
で、その女神が消えてから現れた この嫌な気配の正体探しはどうする?
エリオール
皇室親衛隊インペリアルガードの 部隊長を務めている。
ルジーナ
最年少で部隊長になった いけ好かない男がいるって噂をな。
ルジーナ
おっ、四堕神が怖くて逃げ出した お嬢さんがまた出てきたか?
カル
で、そのインペリアルガードの部隊長さんが 俺たちに何の用があるんだ?
カル
その後ろにいる怖そうな人のことも 説明してもらえるとありがたいんだけどな。
エリオール
この者は私たちの協力者でね。 気にしないでほしい。
エリオール
君たちのことは部下のパリスから 色々と聞いているよ。
エリオール
君たちとは一度話がしてみたかったのだが
エリオール
召喚老であるグラデンス老に 話がありここに来ている。
グラデンス
ワシへの話なら、こんな所まで 来ずともよいじゃろうが。
グラデンス
ワシの身に何かあれば お主たちも大変じゃろうからな。
グラデンス
みんな、スマンの。 ワシはちょっとこの者たちと話をしてくる。
グラデンス
もっとしっかりお礼をしたかったのじゃが、 それは次の機会にの。
グラデンス
今回の件、お主の成長を見られて ワシは嬉しかったぞ。
グラデンス
今までの堕神とは異なり お主たちとの戦いに集中してくるだろう。
グラデンス
より厳しい戦いになると思うが 仲間と協力して挑むのじゃぞ。
グラデンス
こやつ少し抜けているところがあるから ワシとしては心配での。
グラデンス
それでは、ランドール皇帝の使者殿、 行くとするかの。
セリア
グラデンス様のことだから 大丈夫だとは思うけど……。
ルジーナ
ハン、ランドール皇国ごときが 召喚老に悪さなんざできねーよ。
カル
グラデンス爺さんのことだ。 問題ないだろう。
カル
それより、俺たちは俺たちのやれることを やるとしようぜ。
カル
お前はもちろん、最後の四堕神 アフラ・ディリスを目指すんだろ?
カル
本当は俺とセリアもすぐに手伝いたいんだが 魔神グレアムのことも放っておけないしな。
セリア
私たちはちょっと離れるけど、 あんたなら大丈夫でしょう?
セリア
すぐにグレアムを倒して追いつくから それまで無事でいるのよ!
ルジーナ
ケッ、鬼神セリア様ともあろうお方が ずいぶんとお優しいんですな。
ルジーナ
お前、ゼヴァルアを倒した手柄を 独り占めするつもりじゃねーよな。
ルジーナ
この俺様の活躍、 しっかりと覚えておくんだぞ。
ルジーナ
次もお前を助けてやるかどうかは お前の感謝の気持ち次第だからな。
カル
Shou-chan、 俺たちはそろそろ行くぜ。
カル
女神さんに会ったら 感謝してるって伝えておいてくれ。
カル
で、俺のこと何か聞けたなら 俺に話すかどうかはお前が決めてくれ。
カル
お前の言葉なら、俺はどんな結果でも 受け入れられる気がするからさ。
カル
それじゃあ、次に会えるのを 楽しみにしてるぜ。