ギャレット
ラナス様…… この場は一旦お引きください。
ラナス
何を……言う!? このまま、奴らを……始末するぞ。
ギャレット
貴方様には、真の召喚の力を 手に入れるという目的があるはず!
ギャレット
此奴らなどを始末するのは、 その後でも構いますまい!
オーン
俺が……貴様を逃すとでも…… 思っているのか?
ラナス
相変わらず、 屈するということを知らぬ男だ。
ラナス
だが、くたばり損ないの相手を している暇はない。
カル
どうやら神殿の倒壊に乗じて、 先に行ってしまったようだな……。
オーン
必要ない……。 こんなものは……かすり傷だ。
グラデンス
すぐにでもラナスを 追いかけるつもりなんじゃろうが、
グラデンス
だが、万全でない状態で討てるほど、 あやつが甘い相手ではないことぐらい、
グラデンス
召喚院にいた頃、 あやつを直接指導していたお主が一番な。
グラデンス
意地を張ったお主が、ラナスと相打ちになる 場面など、ワシは見とうないぞ……。
グラデンス
フォッフォッフォッ……。 ワシもお主も十分年寄りじゃからのう。
オーン
女神ティリスよ、 傷の治療をお願いしたい……。
ティリス
傷は一応治ったけど、 しばらく休息が必要だよ……。
オーン
お前たちには、女神ティリスとともに やるべきことがあるはずだ。
オーン
俺に構っている暇があるなら、 己の使命に向かい、一歩でも先に進め。
グラデンス
心配するな。 オーンのことはワシにまかせておけ。
グラデンス
だがこの先は、このヴァルドロアの中枢……
グラデンス
分かっていると思うが、 決して油断するでないぞ……。