ティリス
ここは……スゴイ場所だね。

ティリス
あの大きな穴の中に、 溶岩が渦巻いてる……。

カル
ここは、この世界の竜にとって、 墓場のような場所……らしい。

セリア
墓場……?

カル
ああ、ここら一帯を調査していた時、 年老いたり、深い傷を負ったりした竜が、

カル
その身を、あの穴に投げ入れる場面を 幾度か目撃したからな。

カル
……なぜそんなことをするのかまでは、 分からないけどな……。

ティリス
…………。

???
その穴は、 この世界の核に繋がっている。

???
竜たちは、その命を養分として 世界に捧げることで

???
世界の長たる封神竜より 再誕を約束されることになるのだ。

カル
誰だ……!?

凍気を纏った男
貴様がShou-chanだな?

凍気を纏った男
封神儀を元に戻して回っているようだが、 一体目的はなんだ?

セリア
その前に、アンタ一体何者よ!?

凍気を纏った男
質問しているのはこちらだ、人間の女よ。

ティリス
この感じは……。

ティリス
Shou-chan、カルくん、セリア、 この人は……

カル
………分かってる。 只者じゃないって言いたいんだろ。

ティリス
いや、そうじゃなくて……。

???
何をやってる、サートゥルス!!

セリア
クッ…… また誰かやって来た……!?

雷気を纏った女
サートゥルス!何でこんな人間どもと 会話などしているのだ!?

凍気を纏った男
知れたこと……。 我々は此奴らのことをまだ何も知らない。

凍気を纏った男
此奴らをどう扱うべきか判断するのは、 話を聞いてからでも遅くはあるまい。

雷気を纏った女
話なんか聞く必要ない!

雷気を纏った女
こいつらは私たちの主…… カルナ・マスタ様を滅ぼした者たちだよ!!

セリア
え……!! 今、カルナ・マスタを主って……!?

ティリス
やっぱり……。

ティリス
この人たち、 私と同じグランガイアの神族だよ!

カル
グランガイアの神だって……? 何でこんなところに……。

雷気を纏った女
ハンッ……! 知りたきゃ力づくで聞いてみな!

雷気を纏った女
私は貴様らを許さない!

雷気を纏った女
戦わせてもらうよ! いいだろ、サートゥルス!!

凍気を纏った男
……やむを得ぬか。

凍気を纏った男
そもそも、ラヴァル1人に 勝てないようであれば、

凍気を纏った男
封神竜を完全に元に戻すことなど 叶わぬだろうしな……。

カル
来るぞ、Shou-chan!! 気を抜くなよ!!

雷気を纏った女
いくよ、人間ども!!