ここだね。この世界の封神儀…… 封神鎧の核があるっていう建物は。
アベル機関の言ってたことが、 正しければ……だけどね。
???
これはこれは、 セリアさんたちではないですか。
セリア
アベル機関のあなたとここで会うことに、 奇遇もへったくれもないものだわ。
レダ
そういや、ベクタスの時は よくもやってくれたわね。
ベルツ
数々の神を屠った Shou-chan召喚師がいるんですから、
ベルツ
あれぐらいしないと、あなた方も 物足りないかと思ったまでですよ。
セリア
そもそも、アンタもさっきいないと思ったら なんでこんなところにいるのよ?
ベルツ
あなた方は、ラナス長官殿と 遭遇したようですね。
ベルツ
いやー、この世界に来た時は 一緒だったのですが、
ベルツ
その後、色々あって はぐれてしまいましてね。
セリア
そんなこと、 私たちが知るわけがないでしょ!!
ベルツ
いやまあ、こちらにも いろいろ事情がありましてね……。
???
ほう、ならばその事情を、 ちょっと教えてもらおうじゃねーか。
ベルツ
やあ、ルジーナ。 やっぱり俺を追ってきたんだね。
ベルツ
おまえが俺の周辺を嗅ぎ回っていたのは、 分かっていたよ。
ベルツ
だが、俺も一応は連邦の…… アベル機関の一員。
ベルツ
こちらの情報を、 簡単に言うわけにはいかないな。
ルジーナ
連邦やアベル機関のことなんか 聞いちゃいねえよ。
ルジーナ
普段はくだらねーことを ウダウダ喋っているくせに、
ベルツ
……なに、ルジーナが俺のことに興味を 抱くなんて珍しいから、ちょっと驚いてね。
ベルツ
……どうやら、このままここにいたら、 自分の査問会が開かれてしまいそうですね。
ベルツ
そうなってはたまらないので、 この場は、お暇させてもらいますよ。
ベルツ
では、セリアさん、そして召喚院の皆さん、 ごきげんよう……。
セリア
ルジーナの奴、こっちには、 まったく目もくれなかったわね。
レダ
ベルツのことは気になるけど……。 とりあえずはルジーナに任せましょ。
レダ
そうそうこっちに ちょっかいは出してこないと思うしね。
セリア
グラデンス様からも言われてるし、 私たちは封神儀のことに集中しましょ。