クッ……！！

グゥウッッ！！

なるほど、これがアンタの 本当の実力ってやつかい……。

これじゃあ、 あたしなんかが、かないっこないね……。

いいさ…… なら、お望みの相手に会わせてあげるよ。

ただ、後悔しないことだね。

神凰は、ほかの封神儀とは まったく異なる存在……。

ほかの封神儀がはじめから世界を守護する 存在だったのに対し、

神凰が司っているのは、混沌と破壊……。

これまでは大神皇とやらに、

強制的に正反対の存在…… 封神凰に変えられていたのさ。

それがどういう意味か分かるかい……？

あの力のお陰で、今の神凰は本来の力を 発揮できる状態ってことさ。

フフフ……アンタの絶望に歪む顔を、 神凰の中から拝むとするよ……。

…………。

妾が望むは、混沌と殺戮……。

人が悲嘆に暮れ、絶望に歪む姿こそ、 妾の至福。

ぬしら人など、 妾の享楽のための贄でしかない……。

そして、妾が憎むは召喚の力…… 忌まわしき大神皇の力……！！

妾は許さぬ……大神皇も…… それに属する力を使う者も……！！