なんて巨大な施設なの……。 進んでも進んでも、終わりが見えないわ。

ハァッハァッハァッ……。 さすがにちょっと……疲れちゃった。

ちょっと一休みしましょうか……。

でも、早く行かないと……。

……わかってる。

でも、先を急ぐのと、 考えなしにがむしゃらに進むのは違う。

ここで体力を使い果たしてしまったら、 敵に遭遇した時に戦えなくなってしまうわ。

だから、ちょっと休憩しましょ。

………うん、分かった。

ルジ君、ここにいるのかな……？

おそらくね……。

ハチたちが調べた情報にあった “ふうしんぎ”というのが、

おそらくルジーナが言っていた

“召喚術の源となる力”の 手がかりなんだと思う。

だから、きっとアイツは この施設内のどこかにいる……と思うわ。

ルジ君………。

…ピポ…ピパポププピパ……！！！

ペジ…ピピパポパペ…！！

え、どうしたの！？

エネルギータイガ、キュウソクニ、 セッキンシテイル！……トイッテイル。

こ、この振動は……まさか！？

クッ………やっぱり！！

そうすると、こいつが この世界で地震を起こしているの！？

レダ！ 周囲からも敵が集まってきてるよ！！

………このタイミングで警報！？

まさか…… いえ、間違いなくあの男の仕業ね！

ふタたビ、がイ敵の、存ザイを、 カくにン……！

クッ…… 戦うには、さすがに分が悪すぎる……。

かと言って、 この状況じゃ逃げるのも……。

いえ、迷っている場合じゃないわね！

私は退路を切り開くわ！

Shou-chan！ その間、その機械人形を抑えていて！

わ、私は……！？

ティリス、 あなたは、私を手伝って！！

わかった！

Shou-chan！ こんな状況だけど、無茶はしないでね！

シょう害トなル存ざイとノ、 セん闘ニトつ入……！！