その傷で私の前に立ちふさがった 勇気は認めてやろう。
セリア
私にダマされてカルの居場所を 教えてくれたクセに。
メア
結局、お前たちはログネア大海窟で 疲弊し私の前に現れた。
メア
その傷で私から逃げられると 思っているのか?
メア
ここに集いてこの虫ケラを この世界から消滅させろ!
セリア
あ、あんた神様のクセに 大勢で人間と戦うなんて恥ずかしくないの!
メア
神に逆らった愚かさを後悔しながら 死ぬがいい!
セリア
クッ…… この敵の数、さすがにマズイわね……。
男の声
この程度のピンチで弱気になるなんて らしくないな。
メア
あの部屋に捕らえたままなのは 確認したはずだ……。
ルジーナ
こいつがだらしねーから 助けるのも大変だったんだよ!
カル
だから、悪かったって さっきから謝ってるだろ……。
ルジーナ
お前だってこのくらいで ヤバい感じになってんじゃねーよ!
メア
……人間ごときが、 神の上に立ったつもりか?
メア
私の想定を越えた動きをしたことは 褒めてやろう。
メア
お前たちの行動に敬意を払い、 策を捨て力尽くで滅ぼしてくれる。
メア
神界帝ゼヴァルアの神徒 メアの名において命じる!
メア
この後、お前たちがなるであろう 無残な姿とともにな。
カル
ハハッ、ちょっとあの神徒に やられた時の傷がな……
カル
セリア、お前だって 傷だらけじゃないか……。
ルジーナ
ったく、どいつもこいつも 情けねーなー!
ルジーナ
お前があの顔面蒼白女を追いかけて ぶっ潰してこい!
ルジーナ
仕方ねーからこいつらの面倒は 俺が見ておいてやるからよ!
セリア
あんたに面倒を見てもらう 必要はないわよ!
カル
ここは、俺たちに任せて お前はあの神徒を倒してきてくれ。
カル
その後、今回のお礼を ゆっくりさせてもらうからさ。