不気味な声
グラナスタ台地を抜けてきたか。

メア
マクスウェルやカルデスを 倒しただけはあるということか。

メア
…………。

メア
お前を見ていると 人間を滅ぼしたあの戦いを思い出す。

メア
愚かにも神に逆らった人間どもとの 戦いをな。

メア
そういえば、あの時もお前のように しぶとい人間がいたな。

メア
人間どもの間では英雄などと 呼ばれていたようだが

メア
今のお前のように孤立し 苦悶の表情を浮かべていた。

メア
人間としては力はあったようだが

メア
所詮は知恵の足りない 下等生物だったということだ。

メア
お前も直にあの者のように その表情が変わっていくだろう。

メア
それを見るのを楽しませてもらうとしよう。

メア
…………。

メア
フン。 その顔、気に入らないな。

メア
どうやら、さらに苦しんでもらう必要が あるということか。

メア
いいだろう。

メア
お前が1人でどこまでやれるのか、 もう少し見させてもらうとしよう。