不気味な声
邪魔者は消えたようだな……。

メア
フン。 何を驚いた顔をしている。

メア
お前がようやく1人になったのだ。

メア
お前の命を狙う私が現れるのは 愚かな人間でも予測できるだろう。

メア
それとも、それすらわからないほど、 お前は愚者ということか?

メア
…………。

メア
あの緑色の下等生物を探しているのか?

メア
あの人間なら、私が用意した カルの居場所に関する偽情報を見つけ

メア
今頃必死にアグニを走り回っているだろう。

メア
大口を叩いたところで所詮は人間。

メア
以前は存在すら知らなかったので 予想外の邪魔をされてしまったが

メア
今度こそお前を助けてくれる者は 誰1人としていない。

メア
あらためてお前の命 奪わせてもらうとしよう。

メア
…………。

メア
とはいえ、貴様も多くの神を倒した召喚師。

メア
その力、もう少し削らせてもらうとするか。

メア
カルを助けたければ私を追ってこい。

メア
さもなければあの男の命はない。

メア
こう言えば、お前は罠とわかっていながらも 私の後を追ってくるのだろう?

メア
フン。 人間とは本当に愚かな生き物だな。

メア
私が楽にお前を殺せるよう、 戦いを繰り返しながら進むのだな。

メア
弱ったお前が私の前に現れるのを 待っているぞ。