ベルデッド
皆の者、この隙に安全な場所に逃げるのだ!
ベルデッド
まさか神軍が城壁を越えて来るとはな……。
ベルデッド
だが、市民たちは私が絶対に 守ってみせる……!!
いえ、残念ながら……。 私には他の任務がありますので……。
フェリーネ
それにしても、神軍相手に一歩も引かぬ 戦いをなさるとは流石ですわね。
ベルデッド
これまで市民を監視する立場だったから、
ベルデッド
私が民を守って戦っているのに、 困惑している者もいるみたいだけどね……。
ベルデッド
…………。 それで、あなたがここに来た要件は?
ベルデッド
まさか単に私に労いの言葉を言いに来た わけじゃないと思うけど。
フェリーネ
これをベルデッドお姉さまに渡すために 来たのでした。
ベルデッド
これは…… 帝国に伝わる腕輪、オドルワンス……。
フェリーネ
私はただ、セルヴィアお姉さまから ご命令を受けただけですから……。
ベルデッド
セルヴィア姉さん、 こんな状況で一体私に何を………?
ベルデッド
クッ……いつの間にこんなに神軍が……。
市民のために戦ってくれていたんだな、 ベルデッド。
ベルデッド
……皇族として、 当然のことをしたまでです。