神と人間の大戦末期、1人の少女が夢の中でとある啓示を受ける。それは、神々の侵攻から人々を逃す方法だった。


“ミストラルの地に行けば人々は救われる”


その言葉を信じた少女は、生き残った人々を約束の地へと導くため、遠方で戦う幼馴染たちに呼びかけ、ともに行動を開始する……。


アグニ帝国騎士団に所属し、アグニ将軍から 剣の腕を認められた騎士リード

リード
大切な人を守り抜くことは難しいさ……。 だから後悔しないために、精一杯やるんだ!

夢の中で啓示を受け、人々を救う旅について 幼馴染2人に相談した魔導師ルカナ

ルカナ
天の声が私を変えた……。 期待に応えるために、私も前へ進みます!

ミストラルに向かう旅の中で、 数多くの作戦を立案した魔法使いアーネル

アーネル
誰かに信頼されること。 それは僕の力になると思うんだ!

ルカナ
みんなが信じてくれてよかった……。

ルカナ
夢の中で受けたあの啓示…… 絶対に信じられると思うから……。

アーネル
ミストラル地方にある約束の地……

アーネル
目指す先は遠いですね。 計画が順調にいけばいいですけど……。

リード
自信を持て、アーネル!

リード
オレたちが力を合わせれば できないことは絶対にないぜ!

アーネル
……そうですね、明日から頑張らないと!

ルカナ
うん、私たちを信じてくれたみんなを 絶対に救わなきゃ!

故郷の人々を連れて旅を始めた彼らだが、旅を続ける中で、各地の避難民の多くがその力に頼り始める……。


そして、彼らのもとには新たな仲間も集まっていった……。


機敏な攻撃で斥候として活躍した トルティア武芸院の武術家ライン

ライン
ルカナ、ちょっといいか?

ルカナ
うん、どうしたの?

ライン
あそこに怪我をした女の子がいる。 この膏薬を届けてくれ。

ルカナ
うん、いいけど……。 でも、どうして自分で届けないの?

ライン
以前、話しかけたときに泣かれてな。 お前であれば問題ないだろうから……。

ルカナ
…………。

ライン
どうした、黙り込んで。

ルカナ
……フフッ、何でもない。 届けてくるね!

バリウラ帝国の一部の民衆を率いて 約束の地を目指す騎士エル

エル
リード、お前のやり方では甘すぎる! それでは逆に多くの仲間を失うぞ!

リード
全員を助けたいと思って何が悪い!

エル
グッ……さすがに強い。

エル
だが俺はお前を認めたりはしない!

エル
お前には…… お前だけには負けられないんだよ!

リード
さすがだな、エル…… だけど、オレだってまだまだやれる!

リード
オレだってお前には負けられない!

窮地に陥るリードたちを何度も救った 経歴不明の重騎士ナグネス

ナグネス
……フゥ。

アーネル
今回も助かりました! いつもありがとうございます!

ナグネス
礼には及びません。 私はあなた方を無事に送り届けるまで……。

ナグネス
それより、この先の道に 神軍の罠が仕掛けられていました。

ナグネス
迂回して進むことをお勧めします。

アーネル
……分かりました。 いつもありがとうございます。

ナグネス
それでは、私はこれで……!

アーネル
あっ、ナグネスさん……!

アーネル
窮地にはいつも現れて助けてくれるけど、 僕たちはあの人の名前以外何も知らない……

アーネル
あの人の正体は一体……?

エル
…………。

新たな仲間たちの協力により、彼らはミストラル地方まで辿り着く。


約束の地は目前に迫っていた。しかし、ミストラルの地に到着した時から、彼らを脅かす神軍の不穏な気配が少しずつ増していった……。