ルカナ
うん、人々への被害も、 ほとんど出なかったみたい。
リード
よし、神軍が押し寄せて来る前に、 民衆の移動を早めるぞ!!
リード
いつ神軍がやって来るかもわからない。 オレたちはもう行くしかないんだよな……。
リード
オレは…… 大事なものを守れなかった……。
リード
民衆のために命を懸けて 作戦を遂行させてくれたアーネル、
リード
旅の途中、斥候として何度も危機を 回避させてくれたライン、
リード
オレたちが危ない時、 いつも現れて救ってくれたナグネス、
リード
そして……俺に自分の命を懸けて、 民衆の未来を託してくれたエル……
リード
誰1人欠けることなく…… そう言ったのはオレなのに……。
リード
新天地に行っても…… この先、どんな顔をすればいいのか……。
おっと、俺だけじゃないぜ? 周りをよく見てみろよ。
ライン
トルティア武芸院で磨いたこの力を なめてもらっては困るな。
僕はリードが民衆を 約束の地へ導くと信じていたよ。
アーネル
だからこそ、 安心してここに来ることができたんだ。
ナグネス
ですが、私たちが不在時に負担をかけて しまったようで……申し訳ありません。
リード
無事に辿り着けたことに…… いまさら感動したんだ……。
ライン
……お前にしては、 随分と強引な言い訳だな。
ルカナ
新天地……何があるかわからないけど、 私たちがみんな一緒なら、きっと大丈夫ね。
エル
まったくお前は……。 立ち直りが早い奴だ……。
エル
先ほどまでは、 目に涙を浮かべていたというのに……。
アーネル
うん、わかってる……。 僕も同じことを思ってた……。
アーネル
リード…… いや、みんなにお願いがあるんだ。
アーネル
うん、実は僕たちが窮地に陥った時に、 助けてくれた人がいたんだ。
アーネル
その人は今も、 神軍と戦っているかもしれない……。
アーネル
でも……できればその人のことも 救ってあげたいんだ。
ナグネス
自ら死に向かって 歩んでいるように感じられました……。
ナグネス
おそらく、 進んでここに来ることはないかと……。
ライン
俺もある男に助けられた。 炎のような闘志をまとったヤツに……。
ライン
おそらくは、 2人を助けた者と同一人物だろう……。
エル
生きているなら、 まだ役目は終わっていない。
リード
そうか……オレとルカナは、 お前たち4人に救われたと思っていた。
リード
もっと多くの者に支えられて、 旅を続けていたんだな……。