ナグネス
効いてますよ、アーネル! このまま行けば……!!
メア
貴様らを追って押し寄せていた軍勢の気配が 消えていることに……。
メア
貴様らが私に気を取られている間に、 指示を出しておいたのだ……。
メア
貴様らが守ろうとした者たちのもとへ 再度向かうようにな……!
ナグネス
私としたことが、 この神徒との戦いに集中し過ぎて、
ナグネス
周囲の変化に 気づかないとは……迂闊でした!!
妙な動きをしていた神軍は、 すべて片付けさせてもらった。
アヴァン
俺はアヴァン……。 お前たちの手助けをするためにやって来た。
メア
あの数の軍勢を、 貴様1人で片付けただと!?
アヴァン
………貴様などに信じてもらう必要はない。
アーネル
上手く言えないけど…… あなたは嘘をつくような人には見えない。
アヴァン
お前たちは、 民衆を率いている者の仲間だな?
アヴァン
この場は俺に任せて、 早く皆のもとへ戻れ……。
アヴァン
大丈夫だ……。 それよりも早く行け……!!
ナグネス
おそらく、この方は、 我々が考えている以上に強い……。
ナグネス
ご助力感謝します。 この場はおまかせします……。
メア
フン……。 己の命を捨て、私を足止めする気か?
アヴァン
俺の技に…… あいつらを巻き込まないためだ……。
メア
神徒である私が、一撃でこれほどの 深手を負わされるだと……!?
メア
私はこのようなくだらぬ戦いで 滅びるわけにはいかぬ……。
メア
ゼヴァルア様の手足となり 働かねばならぬのだ……。
アヴァン
先ほどあの神徒から受けた攻撃の傷が、 少し開いたか……。
アヴァン
アイツが1人で戦ってたことを思えば、 何の事はない……!
アーネル
アヴァンさん…… 後で合流できればいいけど……。
ナグネス
彼の眼からは強い意志のようなものを 感じました。
ナグネス
ええ……。 そして同時に深い悲哀のようなものも……。
ナグネス
もしかすると、生きながらえる気が ないのかもしれませんね……。
ナグネス
ですが、今は彼の恩義に甘えましょう。 アーネル、行きますよ……。