ナグネス
効いてますよ、アーネル! このまま行けば……!!
メア
貴様らを追って押し寄せていた軍勢の気配が 消えていることに……。
メア
貴様らが私に気を取られている間に、 指示を出しておいたのだ……。
メア
貴様らが守ろうとした者たちのもとへ 再度向かうようにな……!
ナグネス
私としたことが、 この神徒との戦いに集中し過ぎて、
ナグネス
周囲の変化に 気づかないとは……迂闊でした!!
アーネル
ナグネスさん、追って下さい! 今ならまだ……間に合います!
ナグネス
しかし……この神徒は 私たち2人でなければ止められません。
メア
それとも、混乱のあまり、 頭でもおかしくなったのか……?
アーネル
冗談でも、 おかしくなったのでもない……
アーネル
そうさ……これでもうお前は、 僕の結界から1歩も外に出られない……!!
アーネル
僕が作った結界…… お前の攻撃なんか効かないさ!!
ナグネス
ですが、これほど強い結界、 いきなり代償もなしに作ることは……
アーネル
この結界は…… 僕の命を削って作っています。
アーネル
リードたちのもとへ……民衆たちのもとに 奴らを辿り着かせてはいけない……!!
アーネル
僕はあなたから頂いた助言のお陰で…… 強くなれました。
ナグネス
君は、私などより もうずっと強い男になっている……。
メア
どの道、貴様ら人間は 滅びの運命から逃れられん。
メア
神意に逆らい、 無駄に足掻こうとするとは……。
アーネル
僕だって……仲間を信じて…… こんなに強くなれたんだ……。
メア
結界は消えたが、追撃するには、 少し時間がかかりすぎたか……。
メア
……まあ、よい。 攻めうる土地はまだまだある……。
ナグネス
まだだ……!! 彼が残した思い……無駄にはしない!!
ナグネス
これで…… 私たちが引き寄せた神軍は……すべて……
ナグネス
彼は……成長してくれた……。 私などを越えて……。