アーネル
さすがですね……。 いつもありがとうございます!

ナグネス
礼には及びませんよ、アーネル。

ルカナ
フフッ……アーネルはナグネスさんのことを 本当に尊敬しているのね。

アーネル
それは……当然だよ!

アーネル
リードたちは分かってないようだけど、 ナグネスさんは本当にスゴイ人なんだよ!

リード
わかった、わかった……。

エル
ナグネス……。 やはり、バリウラの民が気になるか?

ナグネス
前にも言いましたが、 私はただの流浪の騎士です。

ナグネス
それ以外の何者でもありません……。

エル
あくまで正体は明かさないというわけか……

エル
まぁ、いい。 民は必ず俺が守って見せる。

ナグネス
…………。

ナグネス
アーネル、 君に伝えておく情報があります。

アーネル
……何でしょうか?

ナグネス
先ほどとは比べ物にならないほどの 神軍の大軍勢が、

ナグネス
ここから西の方角より、 こちらに向かっているようです。

アーネル
…………!?

ライン
目的はやはり……。

ナグネス
ええ、あなた方でしょう……。

ルカナ
そんな……。

リード
クッ………。

ナグネス
………ですが、悪い報だけではありません。

ナグネス
あなた方の噂を聞き、 援護するために各地より集まった軍勢も、

ナグネス
こちらに向かって来てくれているようです。

エル
……義勇軍、というやつか。

ナグネス
はい。

ナグネス
あなた方…… いえ、私たちがこれから向かう先には、

ナグネス
さらなる困難が待ち受けているに 違いないと思います……。

ナグネス
ですが、私たちは孤立無援ではない!

ナグネス
恐れずに……前だけを向いて進みましょう。

アーネル
……はい!

リード
わかった!!

ライン
…………。