リード
ルカナが啓示で示されたという 約束の地は、この先か……。
ルカナ
この先に、神々に脅かされることなく、 人々が笑って暮らせる場所があるはずよ。
リード
オレたちがこの地にいることを 神軍も察知しているだろうし、
リード
もしかしたら、すぐ近くまで迫っている 可能性だってある。
ルカナ
長旅でみんなも疲れてると思うから…… 私たちがしっかりしないと……。
リード
みんなで力を合わせてきたから、 オレたちはここまで来られたんだ。
リード
きっと、アーネルが安全な行路を 見つけてくれる。
ルカナ
……うん、そうだね。 弱気になってちゃダメだよね!
ライン
地図を持って悩んでいるということは、 これからの行路に関することだな?
アーネル
ミストラルの地は入り組んだ道が多いため、 身を潜められる場所が多いんです。
アーネル
できるのであれば、入り組んでいても 近道で行きたいのですが……
アーネル
神軍が待ち構えている可能性も高いので、 どうしたものかと……。
アーネル
かと言って、安全な道で行けば、 結構な時間がかかりそうなので……。
ライン
フム……しかし民は疲弊している。 遠回りする余裕もなかろう?
ライン
ならば、俺に任せておけ。 必要とあれば俺が先んじて動く。
ライン
今は一刻も早く、民衆を目的の地に 導いてやることを最優先で考えるべきだ。
アーネル
…………そうですね。 わかりました、お願いします。
アーネル
うん、あまり時間もかけられないし、 近道で進もうかと……。
ルカナ
フフッ、わかったわ。 いつもありがとね、アーネル!
リード
よし、約束の地までもう少しだ! 最後まで誰一人欠けることなく目指そうぜ!
エル
この先、危険にさらされたとしても、 本当にできると思うのか?
ルカナ
ね、ねぇ……。 それより周囲の様子はどうだったの?
ルカナ
偵察にしては、 結構遅かったと思うんだけど……。
エル
ああ、ざっと見た限りだと、 俺らを脅かすような強敵はいなかった。
エル
……だが、率いている民衆の数が 増したため、
エル
我々の存在は、人々だけでなく、 神軍にも知れ渡っているはずだ……。
エル
さすがにこの地が俺たちの目的地だとは 知られていないだろうが……。
エル
それでも、何やら嫌な予感がする。 あくまで俺の勘に過ぎないが……。
ライン
安心しろ、何かあれば 俺がいつものように斥候を務める。
ルカナ
……そうね。 みんなで力を合わせれば大丈夫よ。