セラ
ハァー…、仕事が長引いた影響ね。 今日はやっぱり遅れてしまいそう。
セラ
大丈夫かしら、あの子…。 あの子にもしものことがあったら、私…。
セラ
考えている暇はないわ! 一刻も早く、会いに行かないと!
エリーゼ
セラさん、“あの子”って、 言ってましたよねぇ…?
エリーゼ
恋人に対して、“あの子”なんて 言うのかなと思って。
リム
あっ、確かに! でも、どうしてでしょうねぇ…?
リム
相手は年下の男の子なんですよ! だから、そう言ったんじゃないでしょうか?
エリーゼ
あぁ、そういうことね! だとしたら、納得がいくかも!
リム?
ごめんなさい、キミのことを考えていたら 仕事が長引いてしまって…。
リム?
ダメでしょ、ちゃんと仕事しなきゃ! 次からは気を付けてよね!
リム?
罰として、今日は朝まで 僕のワガママ聞いてくれるよね!?
リム?
ええ、もちろん。 何でも聞いてあげるわ…。
リム?
ヘヘッ、僕だって甘えたい時もあるんだよ? 今からワガママ全部受け取ってよね!
リム
フフッ、年下の恋人かぁ…。 ちょっと意外でした。
リム
逆に、年下に手玉に取られるセラちゃん、 それもアリだと思います。
エリーゼ
うーん、次から次へと よくそんなに妄想が捗りますねぇ…。
エリーゼ
それにしても、私たちセラさんのこと 何も知りませんでしたね…。
エリーゼ
考えてみれば、私、この間のピクニック以降 ほとんどお話してないですし…。
リム
だからこそ、私はもっとセラちゃんのこと 知りたいんです!
リム
そして、友達としてセラちゃんが抱える 悩みを解決してあげたいんです!
エリーゼ
友達だったら、私はコソコソ付け回したり しないと思うんだけどなぁ…。
リム
先輩、今日は私とエリーゼさんのワガママに 付き合ってもらって、すみません。
リム
でも、結構歩いてきましたし、 もうちょっとだと思います。
エリーゼ
勘違いしてるけど、私もリムちゃんの ただの付き添いなんだからねー!