なんというか……すごいところだな。

あそこに見えるのは…… 白いイルカ？

ここを調査するのか……。

………………。

なんだよ、セリア。 不満そうだな。

ここって、 あんまり危険性がない場所なんでしょ？

ああ、グラデンスの爺さんからは、 そう聞いているよ。

なら、わざわざ私たちが、 来ることなかったんじゃない？

うーん、 確かにそうなのかもしれないが……。

でも、爺さんがわざわざ俺たちに 直接依頼してきたんだ。

それなりに気になるところがあるんだろう。

………まあ、いいけどね。

ま、軽い旅行気分で 探索すればいいじゃないか。

普段はお目にかかれない珍しい光景が 見れるかもしれないぜ。

というか、そういう珍しい光景なら、 もう目の前に１つあるけどね。

…………わかってるわ、任務は任務。 疎かにするつもりはないわよ。

先ほど召喚師さんたちが来た時は、 どうしようかと思ったが、

しまねの観光名所を案内してやったら、 満足して帰ってくれたから良かったわい。

まったくです。しまねも まだまだ捨てたもんじゃないですね。

毎年自虐カレンダー作ってる我々が 言うのもなんですが。

しまね……。

Ｙｅａｈ！

ふむ、この辺りは だいぶしまね化しているようじゃな。

さすがは博士が作ったしまね化装置じゃ。

相変わらず元が１００円ショップの品物とは 思えん性能じゃわい。

はい。もうこれは誰がどう見たって しまね以外の何ものでもないです。

僕なんて、思わず実家に戻って

隠していたＨな本がまだ同じ場所にあるか、 確認するところでしたよ。

何言ってんだ。 こんなのまだ序の口だぞ？

まだ完璧じゃないというのかね。

今、装置の追加機能を作っている。

お前ら、その調整が終わるまで、 時間稼ぎをしてこい！

追加機能？ なんじゃね、それは？

それはできてからのお楽しみだぞ、オラッ！