あの魔獣が、 俺たちを追いかけてきたということか…。
ロア
おい、クランツ! お前はみんなを連れて先に行け!!
ロア
この先の遺跡にある装置を使って ヤツを撃退する方法を思いついたから
ロア
その方法を実行するには、 お前らに近くにいられると邪魔なんだよ。
ロア
それとも何か?機械オンチのお前が、 装置の操作を手伝ってくれるってのか?
ロア
気持ちはありがてーが、そんなことをする 必要はねーし、正直それすら邪魔なんだよ。
カフカ
コイツは1度言い出したら 聞かないヤツだからさ。
カフカ
しかたがないから、ここは任せて 私たちは先を急ぎましょ。
カフカ
私たちには、この地の情報を召喚院に 届ける任務がある……違う?
クランツ
…………分かりました。 ロアさん、必ず追いついてくださいよ。
ロア
俺のことをお前が心配するなんざ 百年はえーんだよ!
ロア
カッコイイ男ってのがどんなモンか お前に教えてやるよ。
ロア
クランツ、お前がしっかりと みんなを守るんだぞ。
ロア
これを暴走させれば、 テメーは俺もろとも……。
ロア
お前…… クランツたちと行ったはずじゃ……。
カフカ
アンタ1人じゃ何しでかすか分からないから ワザワザ戻ってきたのさ。
ロア
お前がいたら、 機械を暴走させられねーじゃねーか!
カフカ
大丈夫だよ。アタシにまかせておきな…。 とっておきがあるのさ…。
カフカ
このカフカさんの美しさに、 機械バカのアンタもようやく気づいたの?
ロア
茶化すんじゃねーよ! お前、まさか魔神の……。
カフカ
装置を暴走させて、自分もろとも魔獣を 吹っ飛ばそうとしたヤツに言われたくないわ
カフカ
ま、無理してんのは、 アンタだけじゃないってことさ。
カフカ
どうやら、やって来たみたいだね。 今はお互い、細かいこと言いっこなしよ!