どうしたの、クランツ? さっきから浮かない顔のようだけど。
クランツ
やっぱり、 ロアさんかカフカさんの方が……。
ロア
俺やカフカは 隊長なんて柄じゃねーんだよ!!
カフカ
つか、アンタも私も 一応は魔神討伐隊の隊長やってんだけどね。
カフカ
私らなんかじゃなくて クランツが一番ふさわしいってことでしょ?
ロア
クランツ、お前はどんな意見でも 受け入れて、判断できる力を持っている。
ロア
俺やカフカだと、 どうにも独断専行になっちまうからなー。
カフカ
だから、アンタと一緒にしないでって 言ってるでしょ!!
クランツ
じゃ、じゃあ、 アイリスさんやリベラは…。
私はおそらく、あなたほど他者に 配慮してやることはできないわ。
リベラ
私は……重要な局面に遭遇したら、 判断を迷ってしまうと思う……。
ミーファ
皆さんの中で一番バランスがいいというか… 全員がまとまりやすいというか…。
ロア
クランツ、なんかあったら、 俺たちが支えてやるから安心しろ!
アイリス
…私も問題ない。 必要な時には協力を惜しまないわ。
カフカ
リベラは、クランツの言うこと、 何でも聞いちゃうんだ?
リベラ
いや、そんな、 べ、別に変な意味じゃなくて…。
カフカ
いやー、私はどういう意味でかなんて 聞いちゃいなかったんだけどね。
クランツ
カフカさんやリベラは 一体何を言ってるんでしょうか…?
ロア
声の大きさからして、 かなりのもんだな、こりゃ。