エルザ
ん、あれは……見えてきたわ。 アーサー、研究所跡はこの先よ。

アーサー
エルザ、妹さんの姿は?

エルザ
幸い、まだ着いていないようね。

アーサー
よし、それじゃあ急ごう。

エルザ
待って、アーサー。 その前に、1つ確認させてちょうだい。

アーサー
というと?

エルザ
あなたはシードと話しあうと言っていたけど 本当に可能なの?

アーサー
まあ、きっと大丈夫さ。 実を言うと、ボクは……

アーサー
かつてシードが使った千の武器、 サウザンドメモリーズの魂を継ぐ者なんだ。

アーサー
だから彼がシードとゆかりがあるなら、 ボクの言葉に耳を傾けてくれるはずさ。

アーサー
ボクと彼と、彼の生まれ変わりとの絆は、 何があっても変わりはしない。

エルザ
それは、私も判断に悩んでしまうわ。

エルザ
これから会いに行く相手は、名前が 同じだけの別人の方がいいのかしら?

アーサー
どうだろう。 正直、ボクもそこで悩んでるんだ。

エルザ
諸々の事情は了解したわ。 くれぐれも油断なく行きましょう。

アーサー
ああ!