リム
いやー、 今日は絶好のピクニック日和ですねー♪

エリーゼ
そうですね。 晴れてよかったです。

セラ
…………。

リム
セラちゃん、どうしたんですか?

セラ
何で私まで……。

リム
それは私が誘ったからじゃないですか。

リム
あ、もしかして予定とかあったりしました?

セラ
いえ、特に何もなかったですけど……。

リム
じゃあ良かったです。

リム
私たち後方支援の人間は、 普段室内に閉じこもってばかりですからね。

リム
たまには、 こうやって陽の光を浴びないと!

エリーゼ
そうですね。

エリーゼ
私も普段は ずっとレイドの受付やってますから、

エリーゼ
こういう広いところで背筋を伸ばすのは、 久しぶりかも♪

リム
あ、そういえば今日は誘ってくださって、 ありがとうございます!

エリーゼ
いえいえ、どういたしまして。

エリーゼ
私もみんな一緒のほうが楽しいし。

エリーゼ
ノアはいつも忙しそうだし……。

リム
え、何ですか?

エリーゼ
いえ、なんでもないです!

リム
そうですか。 では、そろそろ出発しましょうか。

リム
エイブ山へは、この道をまっすぐ行く ルートでいいんですよね。

エリーゼ
ええ、そうよ。

セラ
え!?

エリーゼ
ん、どうかしたの?

セラ
エイブ山に行くのに、ここまっすぐって…。

エリーゼ
大丈夫よ。 前にも行ったことあるところだから。

リム
大丈夫ですよ。 セラちゃん。

リム
ここはエリーゼさんに お任せしちゃいましょう!

セラ
は、はあ……。

セラ
どこか迂回路とかあるのかしら?

リム
ではあらためて、しゅっぱ~つ!

エリーゼ
セラさん。

セラ
あ、はい…。

エリーゼ
今回のピクニック、そもそも私が リムちゃんに声をかけたんだけど、

エリーゼ
迷惑だった?

エリーゼ
セラさんを誘おうという リムちゃんの提案に賛成したんだけど……。

セラ
……いえ、大丈夫です。

セラ
リムさんが強引に私を誘うのは いつものことですし、

セラ
それに……こういうのも そんなに嫌じゃないですから。

エリーゼ
フフッ、なら良かった。

ノア
ここをまっすぐ行けば、 エイブ山の山頂だ。

ノア
もはや一刻の猶予もない!

ノア
急ぐぞ! Shou-chan!

ノア
エリーゼ、 俺が行くまで無事でいてくれよ!