謎の魔物
グオォォォー!

フィーナ
ど、どうして黒の軍勢が こんな所に!

フィーナ
キャアーー!

フィーナ
Shou-chanさん!

フィーナ
あ、ありがとうございます。

フィーナ
…………。

フィーナ
Shou-chanさんって私の知ってる人に 似てるかもしれません。

フィーナ
その人はあまり自分からは話さないんですが 凄く優しくて頼りになる人なんです。

フィーナ
……義勇軍の隊長さんなんです。

フィーナ
困ってる人を放っておけなくて、 人のために戦うことができる人……。

フィーナ
フフッ、Shou-chanさんとは 出会ったばかりなのに

フィーナ
あの人と同じ雰囲気を感じるなんて 変ですよね。

フィーナ
でも、Shou-chanさんと一緒にいると なぜかあの人を思い出すんです。

フィーナ
…………。

フィーナ
少しだけ私のことを話してもいいですか?

フィーナ
私は元の世界でチェインクロニクルと 呼ばれる本を持っていました。

フィーナ
この本にはその世界の歴史が過去だけでなく 未来まで記されていると言われています。

フィーナ
先ほど現れた黒の軍勢は、この本の影響で 現れた者たちで

フィーナ
義勇軍はこの黒の軍勢から世界を救うために 戦っているんです。

フィーナ
でも、どうしてその黒の軍勢が、 こちらの世界にも現れたのかは

フィーナ
私にもわからなくて……。

フィーナ
Shou-chanさんたちが追っている 魔神の力と何か関係があるのでしょうか?

フィーナ
……すみません。 今は考え過ぎても仕方がないですね。

フィーナ
まずは魔神を倒しましょう!

グラデンス
ふむ、どうやらShou-chanも 少しは信頼してもらえたようじゃな。

グラデンス
ワシが直接動くのはもう少しだけ待って 様子を見るとするかの。