謎の魔物
グオォォォー!

ルジーナ
なんだコイツは!

ユニ
黒の軍勢……。 どうしてこちらの世界に……。

ルジーナ
テメーらの世界の敵か。

ルジーナ
まあいい、 倒した後に話を聞かせてもらうぞ。

ユニ
その必要は無い。 私が撃破する。

ユニ
……発射。

黒の軍勢
グオォォォー……

ルジーナ
ザコ相手に派手にやらかしやがって……。

ルジーナ
で、なんでお前らの世界の敵が こっちに来てやがる。

ルジーナ
そもそも黒の軍勢ってのは どんな連中なんだ。

ユニ
それは私もわからない。

ユニ
黒の軍勢が何者かについても 私の情報には無い。

ルジーナ
チッ、使えねーヤツだな。

ルジーナ
だが、お前らの敵がこっちにいたって 情報だけでもわかっただけマシか。

ルジーナ
さっきのあいつの動きは何かを 探しているようだったな……。

ルジーナ
ってことは、あいつらは自ら こっちに来たってことか?

ルジーナ
誰の命令でどんな目的があってだ?

ルジーナ
…………。

ルジーナ
チッ、この件の裏は 1つじゃねーってことか。

ルジーナ
面倒な話だな……。

ユニ
…………。

ルジーナ
どうした?

ユニ
想定外だった……。

ユニ
雑音を発するルジーナが まともな思考をしている。

ルジーナ
テメー、まだ俺様の凄さが わかってねーよーだな。

ルジーナ
いいか、お前はどうやら感情が無い分、 命令を遂行する能力は高い。

ルジーナ
だが、物事を推測する力はそこまででも ないってのが俺の考えだ。

ルジーナ
いいか、フィーナって女を守るっていう 任務を完遂するため俺に力を貸せ。

ルジーナ
俺がお前を使いこなしてやるよ。

ユニ
……確かにそれは正しいのだろう。

ユニ
だが私はそれを拒否する。

ユニ
感情の無い私だが、どうしてか お前に素直に従うのが嫌で仕方がない。

ルジーナ
なんだとコラ!

ユニ
可能な範囲で協力はする。 だが、お前に使われる気はない。

ルジーナ
ちょっと待て! お前、また勝手に先に進むんじゃねー!