ルジーナ
おい、ユニ!

ルジーナ
お前が所属してる組織とかこっちに来た 経緯をもう少し細かく説明しろ。

ユニ
今はその必要は無いと判断している。

ルジーナ
クソッ、メンドクセーな。

ルジーナ
いいだろう。 お前が俺に説明する必要性を教えてやる。

ルジーナ
いいか、お前たちがこっちに来たことと 俺たちの知り合いがそっちに行ったこと

ルジーナ
その原因が片方の世界だけとは考えづれー。

ルジーナ
こっちの状況はある程度わかっているが

ルジーナ
お前たちの世界で起きたことについては まったく情報が無い。

ルジーナ
これだと推測が進まねーんだよ。

ルジーナ
この件を少しでも早く解決したいなら お前の情報をよこすんだな。

ルジーナ
どうだ? お前の固い頭でも理解できたか?

ユニ
状況を理解。 説明の必要も確認できた。

ユニ
時間も無いので簡単に説明する。

ルジーナ
ああ、長話は嫌いなんで まとめて説明しろ。

ユニ
我々は賢者の塔にてフィーナが持っていた ある本について調査を行っていた。

ユニ
その本には未来も含めたすべてその世界の 歴史が書かれている。

ユニ
その本に異常が発見されたので 調査を行っていたが、

ユニ
その最中、空間に歪みが発生し、 私たち3人がこの世界に飛ばされた。

ユニ
以上が私が理解している私たちの世界で 起きた現象。

ルジーナ
なるほどな。

ルジーナ
その本と女神の異界へ飛んだ力が何か 影響を起こしたって可能性もあるな。

ルジーナ
となると、魔神の力との関連性は……。

ルジーナ
そもそも、なんで魔神はこいつらの 世界に向かったんだ?

ルジーナ
クソッ、まだ情報が足りねー!

ルジーナ
おい、お前の他の仲間に聞けば もっと何かわかるのか?

ユニ
本の所持者であるフィーナならば もっと多くの情報を知っているかも。

ユニ
ヴェルナーも魔法兵団の師団長なので、私の 知らない情報を持っているかもしれない。

ルジーナ
あいつ、師団長なのか?

ルジーナ
魔法兵団のお偉いさんどもは イカれてるんじゃねーのか!?

ユニ
ヴェルナーは強い。 ただ、それだけ。

ルジーナ
ハン、だったら超絶最強の俺が お前たちの世界に行ったら、

ルジーナ
王になれるかもしれねーな!

ユニ
その可能性はない。

ルジーナ
テメー、俺の強さをまだ わかっていないようだな?

ルジーナ
まあいい、この後、たっぷり教えてやるぜ。

ルジーナ
俺の凄さをな。

ユニ
知る必要は無い。

ユニ
それよりもルジーナに情報を与えたが 状況に進展が無い。

ユニ
私は自分の判断の誤りを 認める必要がある。

ルジーナ
結論付けるのがはえーんだよ!

ルジーナ
それにテメーの情報も足りてねーんだ。

ルジーナ
おい、こら! 待ちやがれ!

ルジーナ
俺を無視して先に進むな!