カルデス
確かに貴様らは強い……。 これは、我の誤算だ……。
カルデス
だがそれは、 下等な人間にしては…という話に過ぎん。
カルデス
神が貴様ら人間など相手に 全力で戦うとでも思っていたのか?
カルデス
まずは、神を貫けると思い上がっている 愚かな貴様からだ!
カルデス
何をしようと貴様たち全員が滅びることに 変わりはない。
ディン
エデアが着ている鎧はラフドラニアだ。 そう簡単に死にはしない!
ディン
それに頭に血が上ったお前の攻撃なんか、 いくら当てても効きはしねーよ。
ディン
ああ。 お前にはとっておきの一撃があるだろ。
ディン
それを撃つための準備は 俺たちがしてやる!
ローランド
次に我が剣が動いた時、 何が起きるか予測できんぞ。
カルデス
何をしようとも、貴様らの攻撃など 我が結界の前には無力。
カルデス
バカな!? 我が結界を破壊しただと……。
カルデス
だが、この程度の冷気で、 我を封じられると思うなよ!
カルデス
諦めるがいい。 人は神に敵うことなどない。
ローランド
その通りだ……。 まだ終わりはしない……。
カルデス
やはり人間とは愚かで脆弱なものだな……。
カルデス
すぐに貴様たちもあの愚かな女の後を 追わせてやろう。
カルデス
人の身でありながら神を倒せると思い込み お前たちを死に導いた愚かな女のな。
ロクス
みんながくれたこの時間、 無駄にはしません……。
カルデス
人間ごときが放った矢が…… 神である我を貫く……だと!!
カルデス
神が傷を負うなどということは、 あってはならん。
カルデス
先ほどの一撃と我が怒りで “扉”が開いたか……。
カルデス
どうやら、貴様らは、 自らの力によって滅びるようだな。
カルデス
あの扉の先は、 どこへ繋がるかわからぬ異界……。
エデア
私は大丈夫です。 ラフドラニアが守ってくれたから。
エデア
これから私は ラフドラニアの力を開放して、
エデア
倒れている時に ラフドラニアの声が聞こえたのです。
ローランド
念のためお伺いしますが、 エデア殿も一緒に行かれるのでしょうな?
ディン
冗談じゃない! エデアを残して逃げられるかよ!?
ディン
あんたが行かないんだったら、 俺たちもここに残るぜ。
エデア
ワガママかもしれないけど、 みんなには生きていてほしいの。
カルデス
そもそも貴様にその力など 残されておらぬだろう。
カルデス
その鎧の力を開放しようがしまいが、 貴様を待っているのは死のみだ。
エデア
私が死のうとも、私の意志は あなたたちとともに残ります!
ローランド
クッ……エデア殿。 あなたの覚悟、確かに受け取りました。
エデア
ロクス。 パルミナの民をよろしくお願いします。
エデア
確かに、私の力だけでは あなたには敵わないでしょう……。
エデア
でも、私の最後の力で、 あなたも一緒に異界へと連れて行きます。
エデア
お願い、ラフドラニア。 もう一度力を貸して!!
カルデス
クッ……。 身体の自由が……効かぬだと!
エデア
一緒に異界の果てで眠りましょう。 カルデス。
エデア
私はあなたのことを、 この力が朽ちるまで封じ続けます。
カルデス
その鎧の意志が 女の意志に共鳴したということか……。
カルデス
よかろう……。 今はしばし眠りにつこう……。
ロクス
いったい何のために、 これまで鍛錬してきたんだ!!